院長コラム

自律神経を整えるための頭蓋骨の調整

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頭蓋オステオパシーについて

当院は、自律神経を整えて体調不良に対応するために、様々な知識を提供し、技術研鑽に努めています。

療法士として、リハビリの現場で培った経験やひだまりケアとして地域の方を施術してきた経験を生かし、筋肉のこわばりや、緩みに対して、バランスを整えることももちろん行いますが、それ以上に大切なことが体の軸を整えることだと考えています。

頭蓋骨を調整する頭蓋オステオパシーの流れは、体の軸を調整るのに非常に有効です。

 

なぜ体の軸のズレが良くないのか?

体の中心軸が、ずれていると心と体の状態を決定する自律神経が乱れ、不安や、イライラ、落ち着きのなさを量的に感じてしまうからです。

いくら体が元気で、日常生活何不自由なく過ごせても、心の状態が悪ければ本人は幸せを感じることができないし、また人生も良いものにはなっていきません。

人が幸せに過ごす上で、何かを始める時、必ず迷いが生じます。

その時に、感情に飲まれて、自分を見失なった状態で判断するのと、平静さを保ちながら本来の自分として判断するのでは、結果は全く異なってくるでしょう。

そのためには、常日頃から自律神経を整えておく事が大切です。

疾患に対する施術をする上でも、また筋力トレーニングをして肉体改造する上でも、体の軸は常に整えておくべきです。

硬膜によって、頭蓋骨を調整する力

人の体には、頭のてっぺんからつま先までエネルギーの流れが、常に存在しています。

そのエネルギーによって、頭蓋骨がわずかに運動が起こり脳脊髄液が、頭から仙骨まで循環しています。

脳脊髄液は、脳と脊髄と言う中枢神経を満たしている液体で、外部の衝撃や細菌から守る役割をします。

この脳脊髄液の流れが滞ると、自律神経が乱れあらゆる慢性疾患に罹りやすくなります。

強い不安やストレスを抱えている人は、
この脳脊髄液の流れが滞っていて、頭蓋骨の微妙な動きが非常に弱くなっています。

そのような人たちに対して、頭蓋仙骨療法の施術者は硬膜の動きを引き出すことによって、脳脊髄液の流れを正常に近づけます。

硬膜は、頭から仙骨という部位まで張り巡らせている結合組織ですが、脳脊髄液を循環させるポンプのような役割があります。

また硬膜は頭蓋骨の中では、大脳を左右に隔てる大脳鎌と、大脳と小脳を隔てる小脳テントという特殊な形状になっています。

そのことによって、合計28個存在する頭蓋骨一つ一つのギアのような動きを可能にしています。

頭蓋骨というのは、1つの骨の集合体ですが、分解すると最大28個にばらすことができます。

この細かな骨の特殊な動きが、ギアのように折り重なって、頭蓋骨の特殊なそして繊細な動きを可能にしています。

これは呼吸のような動きで第一次呼吸といわれる動きです。

この動きによって、脳脊髄液が頭蓋骨から仙骨まで流れるわけですが、その流れは頭のてっぺんから仙骨まで、1周期約6秒で循環していると言われています。

つまり脳脊髄液の巡りは、3秒で頭からお尻まで行って、残りの3秒でお尻から頭に戻るということです。

このリズムなような、動きはクラニオリズミックインパルス(CRI)と呼ばれており、この動きを引き出すことによって、頭蓋骨は調整されて、体のあらゆる組織も良い状態になっていくと言うわけです。

このCR Iが整っていくと、さらにゆっくりとした1つ上のリズム、ミッドタイドと言うものになっていきます。
このミッドタイドと言うのは1周期約30秒程度で全身をめぐります。

これは頭の先から、体の隅々までめぐる大きなエネルギーで、さらに強い頭蓋骨の調整能力があるといわれています。

ミッドタイドの状態から、さらに治療を続けていくと、

今度はもっと大きな周期「ロングタイド」というものになっていきます。

これは概ね、一周期1分から、100秒程度かけてめぐるエネルギーで、肉体レベルを超えた巡りといわれています。

つまり人がいる空間そのものを中心として波及するエネルギーで、ヨガの世界で言ういわゆるプラーナの事です。

これはもう体と自律神経という物質レベルの話ではなく、宇宙エネルギーの流れから本来人間に備わった生命エネルギーそのものを最大限に引き出す調整能力のことです。

ミッドタイドを超える、深いリラックス効果が期待できます。

施術の流れ

評価、リスニング

まずは、不調の訴えを問診でお聞きし、実際に体を触診し全身を評価させていただきます。

骨盤まわりの調整

もちろんケースバイケースですが、多くの人が骨盤の周りから調整させていただくことになります。

それは頭蓋骨の動きは、仙骨と連動しており、骨盤の締め付けによって仙骨の動きが悪くなっていると、頭蓋骨の調整は難しくなります。

骨盤の締め付けを起こす要因は様々ありますが、概ねその周りの筋肉の硬さにより、仙腸関節の動きが悪くなっていることが多いです。

なので骨盤周りに付着している筋膜の調整(腰や臀部の筋膜の解放)をして、その後、腰椎や仙骨、仙腸関節など骨盤の動きに関わる重要な関節の調整をすることになります。

大腿部、足部の調整

頭蓋仙骨リズムは、下半身や足の動きにも現れます。

頭蓋骨が膨張した時、足は外側に回旋し、収縮したときに足は内側に回旋します。

何らかの原因で、下半身の筋膜が硬くなっていると、骨盤の動きにも支障をきたし、頭蓋仙骨リズムに悪影響を及ぼす恐れがあります。

なので股関節や、膝関節周りの筋肉や、足首や足の裏の筋肉の調整はセットで行う必要があるので、頭蓋骨の調整に入る前に行わせてもらいます。

胸椎、肩甲骨、腕の調整

必要によっては、胸椎や、肩甲骨等の調整もさせていただくことがあります。

背骨の動きが緩むと、頭蓋仙骨リズムが活発になり、仙骨から頭に向けてのエネルギーの流れがより活発になっていきます。

肩甲骨の周りには縦、横、斜め、螺旋状の筋膜が集中しており、また硬くなりやすい部位と言われています。

なので、何らかの原因で腕や肩が不調をきたしていると、筋膜を介して胸椎から背骨全般の動きが悪くなることが考えられます。

施術はとても優しいタッチで行うのですが、これを行うことで腕や背骨の動きが一体化し、より流動的な動きを感じて「肩が軽くなりました」というお声をいただくことがあります。

また人によっては手のひらや指先まで調整させていただくこともあります。

頭蓋骨の調整

 

骨盤や、下半身、肩や背骨などの調整を行わせていただいた後、頭蓋骨の調整に入ります。

後頭骨、前頭骨、側頭骨、蝶形骨の順に調整し、頭蓋骨の包丁と収縮の動きを阻害する要因を取り除いていきます。

これには深いリラックス効果があり、特に後頭骨や前頭骨を調整している最中にうとうとされる方もたくさんおられます。

頭痛、不眠、抑うつ、疲れなどの人は

原因不明の頭痛、最近眠りが浅くなっている。または眠れない人、気分が沈んだりイライラする人、なかなか疲れがとれない人は、自律神経が乱れているかもしれません。

自律神経が乱れていると、リラックスできないので心が落ち着く暇がありません。

頭蓋オステオパシーは、全身を調整して当該から仙骨、そしてそこから広がっていくエネルギーの流れを解放します。

あなたの不調が良くなるきっかけになるかもしれません。

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