院長コラム

姿勢と自律神経 ~姿勢の悪さは人生を変えてしまう~

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姿勢が悪いとなぜ不健康に?!

体に不調が出て、整体に来られる方には姿勢が悪い人が少なくありません。

施術を受けて姿勢が改善されて、生活が明るくなった方はたくさんいらっしゃいます。

なぜそんなに姿勢が大切なのでしょうか?

姿勢を良くすることが大事と言う事は頭では分かっていますが、なんとなくわかっている程度ではなかなか姿勢を良くする行動を定着できません。

実は姿勢が悪くなると、体の軸が来るために体の感覚が正常に感じられなくなります。

つまり感覚異常が起こりやすくなるということです。

私も長年リハビリの現場で働いてきましたが、運動麻痺が良くならない人と言うのは姿勢が悪い人が本当に多いです。

また同時に感覚障害が重度の人は麻痺の回復が遅れ、日常生活を自立させることがとても難しかったりします。感覚が鈍いと筋力訓練も効果が出にくい人が多いです。

実は姿勢が悪いと、感覚が異常になり運動のパフォーマンスも落ちてしまう事は当然ですが、実は心の状態にも非常に影響してきます。

 

姿勢が悪いと自分のことがわからなくなる

感覚とは自分自身とのコミニケーション手段であり、感覚が正常でないと自分のことを正確に理解することが難しくなると言われています。

たくさんの書籍にも書いてあり、また自分の経験からも言えることですが、

感覚異常が起こると、直感力が低下しあれこれ考えてしまうという、

 

いわゆる”思考が優先されすぎる”という状態が起きます。

 

さらに姿勢の悪さ自体がストレスとなり、それが脳に神経を通して伝わってしまいます。

その状態で思考すると、悲観的なことを繰り返し考えるようになったり、過去のトラウマにとらわれたり、同じような強迫観念が頭の中でぐるぐる停滞するようなことが起きます。

姿勢が悪いと運動障害が出てくると言いましたが、脳からの指令も体の各部位に届きにくくなるので、手足を動かすことにも影響が出てきます。

今までの人生を振り返って、疲れが溜まっていた時や、憂鬱な気分になったときに手足の動きが重くなったり、頭がどうしようもないほど重く、とにかく辛くなると言う事はありませんでしたか?

そこまでいかないにしても何となく体全体が重たい感じを経験した人は多いと思います。

これは姿勢が悪くなることで、筋肉の緊張に偏りが起き、血流が悪くなり神経伝達も滞ることによって起きます。

血流や神経の伝達が悪くなることが、手足で起これば体が動かしにくくなり、それが脳内で起きれば物忘れや、怒りやすさ、憂うつ感につながってきます。

あなたのその健康法が効かないのは姿勢のせい!?

姿勢が悪くなって、体の感覚が正常でないと様々な健康法が効きにくくなるといえます。

自分自身の感覚を感じられないものだから、体に良い食事を取ったり、漢方や薬を服用したとしても効果に気づけない場合さえあります。

だから自律神経を整えて、不安や憂うつ感を取り除くために感覚を正常化する事はとても大切なのです。

もちろん肩こりや腰痛も、感覚異常からくる症状の代表的なものといえます。

ではどのような状態が心も体も元気になる”感覚が正常な状態”と言えるのでしょうか?

それは重心が左右に偏っておらず、なるべく真ん中(ニュートラルな状態)を保てている姿勢です。

重心のラインが頭のてっぺんから、足の裏までまっすぐ真ん中を通った状態。

これが自律神経を活性化させで、心も体も元気になりやすい状態といえます。

ヨガや太極拳、日本における座禅など古くから様々な精神修養、健康法などがあります。

過去の賢者が開発したこれらの方法は、実は自律神経が整いやすくなりるために、体の重心線がほぼ真ん中になるようにできてるメゾットでもあったのです。

 

構造的ストレスとは

 

ストレスは体に悪い、体調を崩したりするのはストレスが原因だ。

とよく言われますが、ストレスとは何なのでしょう?

ストレスを体系的に整理して、説明できる人はなかなかいないと思います。

ここではストレスを4つの分類にして考えます。

このことを知ることで、姿勢を良くすることの重要性がわかりやすくなります。

まず1つ目のストレスが、精神的なストレスです。

会社に行って嫌な上司や、嫌いな同僚に会うこと、学校に行って自分をいじめてきたり否定したりする人間に会うこと。

また事故にあったり、借金を抱えてしまったりすることで起こるストレスです。

精神的なストレスに関してはこれ以上説明する必要はないと思います。

 

次に構造的なストレス。

今回述べた姿勢が悪くなることで、全体の筋肉のバランスが崩れ、血流が悪くなり自律神経が乱れてしまうというストレスです。

体の構造がアンバランスになると脳の血流が悪くなり、悲観的な思考にもとらわれやすくなります。

次に科学的なストレスです。

科学的なストレスとは、タバコを吸うことによりニコチンの害を受けることや、糖分をたくさん摂りすぎることにより、血糖値のコントロールができなくなったり、そのことで不安やイライラが病的起こってしまったりすること。

最後に温度や湿度のストレスです。

これは春や、秋などの季節の変わり目に起きやすいストレスであり外気の状態によって体の不調が起きるストレスです。

夏バテという言葉はよく聞きますが、近年では春バテという言葉もあるそうです。

3月から4月にかけて暖かい日が増えてくる一方、急に寒くなったりして体がそのランダムな変化についていけなくなることで春バテは起きると言われています。

 

とりあえず姿勢だけ改善するだけでもメリットがある

これらの4つのストレスは、体が不調が起こったときに全てにおいて考慮した方が良いのは当然ですが、

実は1つが改善されると、その他のストレスも改善されやすくなります。

つまり構造的ストレスである姿勢の悪さが改善されると、精神的にも明るくなり、多少体に悪いものを食べても(食べ過ぎは厳禁)それほど影響は出にくくなります。

元々虚弱体質な人が体に悪いものを食べるとと、お腹を壊しやすくなったり風邪をひきやすくなったりするのは、なんとなく想像できますよね。

姿勢が良くなり全身の血流が良くなると、寒さや暑さのストレスにも耐えやすくなります。

顔色または血色の良い人と言うのは、冬でも薄着で平気だったりします。

骨盤や、背骨、頭蓋骨の調整等の施術を受けると、血流が良くなり体調が良くなる方はたくさん見えます。

その理由は、自律神経が整って気分が明るくなっていくのはもちろん、体の深部の筋肉、インナーマッスルの活動が高まりやすくなり姿勢が改善されることにあります。

海外のメンタルクリニックの治療法として、ちょっと荒療治なのですが首のコルセットを使用して外部から強制的に姿勢を整えて気分を明るくする方法もあるくらいです。

それぐらい、姿勢、感覚、自律神経、メンタルという要素は相互には関連しあっています。

姿勢を良くして、自分への理解も深めて、明るい人生を送りましょう。

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