ぐっすり眠れば全部解決!不眠解消コラム②

②良い睡眠とは「深睡眠」をとること

では良い睡眠とは?

何をもって質の高い睡眠と言えるのか?

と疑問が出てきます。

結論的として良い睡眠とは「深睡眠」を一定時間とることです。

睡眠には2種類の層があります。

浅い睡眠と呼ばれるレム睡眠、

深い睡眠と呼ばれるノンレム睡眠、

 

睡眠

図:正常な睡眠(眠りはじめの90分に深い睡眠に入っている)

 

どちらが良くてどちらが悪いというわけではなく、この2つがバランスよく訪れることが大切です。

ではそれぞれ説明していきます。

 

【レム睡眠】

睡眠の中でも脳が活発に働いている睡眠で、記憶の整理や定着、不必要な記憶の消去が行われる睡眠です。

夢を見るのは、このレム睡眠の時だと言われています。

また身体の休息、つまり手足の筋肉がしっかりと休んでいる状態はこのレム睡眠の時になります。

 

【ノンレム睡眠】

大脳が休息していて、脳や身体の回復のために重要な睡眠です。

成長ホルモンの分泌や、疲労回復、肌の新陳代謝が活発になるのもこの時です。

そして人は体のバランスのズレの解消や、血流促進のため寝返りを打つちますが、これもノンレム睡眠の時です。

ノンレム睡眠は、その睡眠の深さによってま3段階に分類されます。

 

【深睡眠】

その中で最も深い睡眠を「深睡眠」といいます。

深睡眠の状態になると目が覚めにくく、脳の疲労物質の除去が行われ、また成長ホルモンの分泌も活発になります。

心と体の疲れを取り除く最も効果の高い睡眠状態といえます。

それを踏まえて目指すべき睡眠状態とは上の図のように、
眠り始めてから4時間以内に「深睡眠」を2回とること。

これが「良質な睡眠をとれている状態」といわれています。

 

 

③自分が質の良い睡眠を取れているか知る方法

 

良質な睡眠を取れているのか?自分ではなかなか判断が難しいです。

その判断する方法の1つの指標として、

「寝起きの心拍数」

を測ってみることをお勧めします。

心拍数が低い場合は「良質な睡眠を取れている」

心拍数が高い場合は「良質な睡眠を取れていない」

日中活動している人であれば、概ね59回/分以下が心拍数が低い理想状態と判断できます。(あくまで参考です)

心拍数が高い状態とは体が酸素に飢えているサインであり、そして自律神経が乱れている状態ともいえます。

特に朝から安静時心拍数が85回/分以上ある人は、平均値より高いといえます。

心も体も疲労状態なので、そのまま放置しておくと何らかの病気になる可能性が高まります。

→これはつまり、何らかの睡眠対策を行う必要がある状態といえます。

 

>>続き(不眠対策コラム③ 深睡眠をとるための具体的な方法)