コロナ禍での在宅勤務をきっかけに不眠、抑うつ (知立市 40代 男性 A様)
困っていた症状
もともと仕事が生きがいであり、人と会うことが楽しみであった。
在宅勤務が長期化し人と話すことが少なくなり、徐々に気分が塞ぎ込む。
仕事はできているが、夜寝付けないこと、気分がふさぎ込むことが続く。
整体の経過
ご本人が思っていること、仕事の事や家庭の事など初回施術時になるべくたくさん話していただきました。
比較的体の痛む部位は少なく、不眠の方に見られやすい首から頭部にかけての筋膜の緊張は少ない状態でした。
また頭蓋仙骨リズムの著しい低下などありませんでした。
気になる点として、横隔膜から胸部にかけてのブロック(動きが乏しく、エネルギーの流れが滞る部位)あり。
横隔膜、胸郭出口、舌骨下組織、舌骨を中心に繋がりを形成する施術を実施しました。
ブロックのある部位を解放し、改めて頭蓋から脊柱、骨盤にかけての律動的な運動を高める施術を行いました(硬膜管リリースなど)。
初回の施術より施術中に睡眠され、ご本人も「久しぶりに自然な睡眠がとれた」との声をいただきました。
5回目の施術の頃には、睡眠の質の向上を実感いただいたようです。
ご本人なりに”自らリラックスモードに切り替えるコツ”を掴んでいただき日常生活でも応用しているとお聞かせいただきました。
施術者コメント
不眠や抑鬱の症状を訴える時点で、「概ね体のこの部分に何か問題があるかな」という部分があり、大体の場合当たっているものですが、今回に関しては、その予測が全く役に立ちませんでした。
初回から表情も明るく、社交的にたくさんお話をしてくださる印象だったので、世間一般のイメージの「抑うつ」「不眠」とは少し違った感じがしました。この場合、治療者の安易な判断や過去の経験からの決めつけは、施術を進めていく上で役に立つどころか障害になり得ます。
施術者自身ニュートラルな意識を持ってお話を聞かせていただき、またお体の検査をすることに専念しました。
今回は横隔膜から胸にかけて、エネルギーの動きが止まるポイントがあり、そこに焦点を当てて施術をすることに。通常、このようなエネルギーの流れをブロックする場所を見つけたら、そこに手を当てて、患者さんと会話することがあるが睡眠に入っていたため実施せず。
徒手的にバランスポイント作っていき、解放を目指していく形を取りました。
横隔膜から胸にかけてのブロックが何を意味するのか?は人によって異なるので、明確な答えはありませんが、一般的には横隔膜や胸のチャクラのブロックは「自尊心の低下」や「他者や自分に対しての思いやり」に関する不調と関連します(決めつけてはいけませんが)。
人は自己表現をすることで、精神のバランスを保つことがあります。コロナ禍で人とコミュニケーションをとる機会が著しく減ると、発散できなかったエネルギーが、体のどこかに溜まり何らかの症状として現れることで知られています。
この方には部分的なブロックの解放の実施と、自宅で出来る「交感神経から副交感神経にスイッチする方法」を提案させていただきました。
コロナ禍は終わったのでぜひ良い睡眠をとっていただき、人生を謳歌していただきたいです。
同年代の男子として、たくさんお話しできたこと、私も楽しかったです。
※上記は掲載許可を得た実際のお客様の施術経過例ですが、施術結果を保証するものではございません。
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