ストレス対策

「なぜ自分はあの元気な人に比べて、心に不調を感じやすいのか?」

それは多くの場合、自律神経に何らかの不調をきたしているからです。

ではなぜ自律神経が乱れて、心や体が辛くなるのか?

それは、あなたの体が“命を守ろう”としている正常な反応です。

命を守るために、体が危険信号を発しているのです。

当院で実施しているような、オステオパシー等の施術で体を調整していく事はとても大切です。

ただそれと同時に、心の不調の正体について知っておくことは、それ以上に重要なことかもしれません。

自律神経はなぜ見られるのか?

乱れた自律神経はどのように復活させるのか??

その原因と対策を知ることが、

出口が見えない不安を解消する唯一の手段です。

 

心に不調をきたすストレスはこの4つ

 

①精神的ストレス

②構造的ストレス

③科学的ストレス

④温度・湿度のストレス

 

①精神的ストレス

精神的なストレスは、もう説明する必要もないと思います。

でも一応書きます。

精神的なストレスは、わかりやすく言えば、

会社や学校での人間関係などに起因する心の疲れですね。

また仕事が忙しいこと、受験勉強で緊張感にさらされること、それによって睡眠不足になること。

疲れてるのに無理して働くことも、さらなる精神的ストレスの悪化につながっていきます。

 

【精神的ストレスへの対策】

 

対策① 睡眠をしっかりとる

精神的ストレスの対策として、最も重要な事はゆっくり休むことです。

特に大切なことは、しっかりと睡眠をとることです。

睡眠の役割の一つとして、

記憶を整理して「不要な情報」や「思い出したくない嫌な出来事」などを記憶から削除する役割があります。

だから、

「朝起きても嫌なことが忘れられない」

という人は睡眠の質が下がっているかもしれません。

他にも睡眠の質を上げることで、過剰な食欲を抑制したり、

風邪やインフルエンザから体を守ってくれる免疫を高める役割などがあります。

おすすめ記事↓

 >>不眠解消に役立つ5つの「眠る準備」のすすめ

 

対策② 自分なりのリラックス手段

睡眠時以外に、起きている時間にリラックスできる自分なりの手段を持つ事は非常に大切です。

例えば散歩やストレッチなどの軽い体操、呼吸法や読書、入浴など。

散歩やストレッチをすることで、疲労物質である乳酸を排出させることを促したり、血の巡りをよくする役割があります。

また呼吸に関しては、人間は吸う時に交感神経が働き、吐くときに副交感神経が働く役割があります。

だから例えば、4秒で吸って6秒で吐くというやり方の深呼吸を数分間繰り返していくと徐々に心が安定していきリラックスできるようになります。

また15分間の呼吸瞑想は「したくない気持ち」と「しなければならない気持ち」の板挟みを断ち切ることができ、意思決定力を高める効果があるとされています。

(※当院でもマインドフルネスをおすすめすることがあります→マインドフルネスについて

そして読書に関しては、海外の研究で

「6分間の読書が脳ストレスの7割を解消する」

との報告があります。

 

 

対策③ 話を聞いてもらう

人はしっかりと話を聞いてもらうだけで、心が整理されます。

自分の心にため込んだ、不満や葛藤を、誰かに共感してもらえるだけで、自己肯定感が高まり案外前に進んでいけるものです。

ただ話を聞いてもらうときの注意点として、相手を選ぶ必要があります。

話している途中で意見を言われたり、求めてもいないのにアドバイスしてくる人には要注意です。
※意外と家族でも難しいものです。

何も言わずに、あなたのことを理解する姿勢の人、共感を示してくれる人が周りに居ればとても幸運です。

その人のことを大切にして、たまには話を聞いてもらいましょう。

そのような人がいなければ、カウンセリングのプロに聞いてもらうこともお勧めです。

【リンク:カウンセリングサービス】
>>日本メンタルヘルス協会

→傾聴を重視したカウンセリング、来談者中心療法を軸としたカウンセリングサービスを行っており、各種心理学セミナーも行っている団体です。私自身ここで勉強させてもらいました。

>>ハッピーキャリア

→主に働き方で悩みを抱えている人に特化したカウンセリングサービスです。今の仕事で幸せになれるのか?とお悩みの方はおすすめです。カウンセラーの中越さんはとても感じが良い人で本の出版も多数されています。※疾患の治療目的のカウンセリングではありません。

 

ちなみに当院でもお話を聞くことには、かなり重要と考えております→カウンセリングについて

 

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