慢性疲労 産後の体調不良 (高浜市 30代女性 Y様)
困っていた症状
2人目を出産してから日常生活のリズムが著しく崩れてしまう。
夜、一睡もできない日が続き常に疲労感と眠気があり、ひだまりケアに相談。整体を受けることになる。
産後うつの診断は受けており、投薬治療で気分の落ち込みなどは一定の改善が見られたとのこと。
整体の経過
もともと働きながら子育てをしていた様子でしたが、施術当時は休職し、子育てと家事に専念している状況でした。
旦那様の帰りは遅く実際にはワンオペ状態で子育てと家事をこなしておられました。
なので、かなり限られたスケジュールの中で予約を取っていただき施術をさせていただきました。
後頭部から首の付け根にかけての組織の硬さ、また胸骨、肋骨、横隔膜の動きの制限、仙骨のニューテーション(仙骨が第5腰椎に対して前に出る状態:出産時に見られる現象)が確認できました。
これらの症状に対して、直接的に矯正することを行わず、インダイレクト(間接的で安全で痛みの無いアプローチ)にて時間をかけて安全に調整を実施。頭蓋仙骨療法も併用して実施し、蝶形後頭結合(SBS)の圧縮の解放と、頭蓋仙骨リズムの全般的な改善を図りました。
この方に関しては、1度目の施術実施後より睡眠の質の改善ありと報告をいただきました。
施術者コメント
慢性的な睡眠不足や慢性疲労の方にはかなりの頻度で肋骨の動きの制限が見られます。
それは胸骨や上部胸椎との関連も強いためであり、ここはセットで施術していく必要があります。
だから、このケースはプロトコール的な施術を行うだけでなく、ターゲットをピンポイントに絞ることも重要だったと考えます。
特に肋骨の動きの制限があるということは、横隔膜の動きが悪く、呼吸も十分にできていない可能性が高いです。
呼吸が浅いと交感神経優位になり、心が興奮しやすく、また不安感や悲しい感情も通常より受けやすくなります。
睡眠不足や慢性疲労の状態になりやすい事は言うまでもありませんが、実際に当事者になってみると、出口の見えない不安に感じるものです。
私自身も、子供が生まれた後は、非常に体調崩しやすかったです。
産後うつと聞くと女性の病気と思われがちですが、罹患する比率は男女にそれほど差はありません。
この方に関しては、スケジュールが取りにくい中で合計7回程度の施術で睡眠状態、疲労感が改善し終了。
その後セルフで体を整えていくことだけお願いしております。
アフターフォローとして数回メールで体調の相談をいただく事はありました。
※上記は許可を得たお客様の実際の施術例の紹介であり、施術結果を保証するものではございません。
※施術経過はそのまま載せていますが、性別と年代以外の個人情報に最大限配慮して編集をしております。
※LINEからのご予約に限り多くの特典がございます。