心に不調をきたすストレス4つのストレスと対策、第3弾。

これまでの記事→①精神的ストレス ②構造的ストレス に引き続き、今回は③化学的ストレスについて解説していきます。

③化学的ストレス

カフェインの摂りすぎ、またニコチンや有毒な排気ガスなど、体の中に入ると毒になってしまうストレスです。

また糖質を摂りすぎること、ビタミン不足などの栄養の偏り、

そしてファストフードなどの揚げ油として使われるトランス脂肪酸なども心疾患やうつ病などのメンタル不全になる確率を高める危険因子として知られています。

これらはおいしいものばかりですが、体にとっては厄介な化学的ストレスになってしまいます。

 

近年では液晶テレビやスマホ画面の光(ブルーライト)睡眠ホルモンの低下を招くので立派な化学的ストレスといえます。

ネットサーフィンンオンラインゲームホラーやポルノなどの刺激の強い画像「超常刺激」といわれる化学的ストレスにあたり、

これらは大脳を疲弊させて意欲低下や、セルフコントロール能力の低下を招くと言われています。

 

だから「超常刺激」は人生の楽しみとして、ある程度は必要なものではありますが、体にとっては化学的ストレスになり得ると頭の片隅に入れておいた方が良いかもしれません。

 

 

【化学的ストレスへの対策】

対策① 甘いもの、揚げ物を控えて、善玉菌を取り入れる

甘味の強いもの、刺激物(カフェインや唐辛子)、ファストフードなどの脂っこいものは食べすぎないことが大切です。

炭水化物はなるべく玄米や、全粒粉、サツマイモなどGI値が低いもの(GI値が高いほど食べた後血糖値が急激に上がる)から摂取することがお勧めです。

 

善玉菌(ヨーグルトや納豆など)と食物繊維をしっかり摂る習慣だけでも精神面は安定していきます。

便秘もしくは、お腹がゆるい時は牛肉や豚肉の食べ過ぎには注意が必要です。

負担をかけないタンパク質として、魚や鶏肉でとることをお勧めします。

オリーブオイルナッツ魚の油をとること(魚が嫌いなら、亜麻仁油やえごま油がおすすめ)など、

油を選ぶ事は、長期的にはメンタル面で非常に大きな影響が出てきます。

また食べすぎはそれ自体、胃腸の機能を低下させて腸内の悪玉菌を増やす恐れがあり、精神面にも悪影響を及ぼすので気を付けましょう。

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対策② キレートフードを食べる

キレートフードとは体から毒素を排出させる食べ物です。

ここでいう「毒素」とは大腸にたまる悪玉菌、食品添加物などの有害物質です。

カップラーメンや、ハムやソーセージなど加工食品に頼りがちな人には特にキレートフードをお勧めします。

またそれらをあまり食べない人でも、空気や水道水などから有害物質を知らず知らずのうちに取り込んでいる恐れがあります。

これらを上手に排出して、無毒化する働きを助ける食品がキレートフードです。

中でも特にキレート効果の高い食べ物がパクチーです。

パクチーは高いキレート効果だけでなく、強力な抗酸化作用、消化促進作用、血流の改善、アンチエイジングなど様々な効果を発揮すると言われています。

その他、生姜、ニンニク、玉ねぎなどがキレートフードにあたります。

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対策③ テレビやスマホ、ゲームなど「超常刺激」を減らす

「超常刺激」に対しては特に何をやればと良いというものは無く、対策としては刺激を減らすしかないと思われます。

刺激を減らす工夫として、スマホ画面にブルーレイカットのフィルムを貼る、またスマホ依存対策アプリなども様々あるので、自分に合うものを見つけると良いでしょう。

これはなかなかの精神力が必要だと思います。

私もきっぱりやめる事は難しいです。

だから知識として「超常刺激が多いほど、脳の機能を低下させて、自己コントロール能力を失っていく」

ことを知っておけば、知らない状態よりも自然と減っていくと思われます。

 

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