【ほてり】「足が熱くて眠れない」は実は”冷え”が原因?

 

足のほてりで眠れないことはありませんか?

ほてり

夏の時期、エアコンがないと過ごせません。

 

夜でも蒸し暑くてなかなか寝付けませんよね。

 

そうすると手足が冷えて眠れない、

 

なんだか目が冴えしてしまって眠れない人は多くいます。

 

また、足のほてり、全身のほてりで眠れない方もいます。

 

夏の暑い時期や、冬の寒い時期には自律神経が乱れがちです。

 

この“ほてり”も実は自律神経の関連する症状です。

 

足がほてると、ついつい冷たい飲み物を飲みたくなったり、体全体を冷やしたくなるものです。

 

本当にその対策は合っているのでしょうか?

 

 

”ほてり”も実は体の冷えが原因

冷え性の人は手足が冷えて眠れない人が多いです。

 

ほてりがあるい人、手足や全身が熱くて眠れません。実はこのほてりも”冷え”が原因だったりします。

 

ほてりは冷えからくる局所的な血流の滞りにより、体内の熱がうまく放出されないことでなってしまうことが多いといわれています。

 

また局所的な血流の低下は、冷えだけではなく姿勢の歪みやケガ、

 

もしくは精神的なストレスで筋肉が硬くなったり、関節の歪み生じて起きることもあります。

 

いずれにしても冷え症状と関連しあっていることが多いです。

 

特に夏の時期はクーラーの風だったり、冷たい飲み物や

 

アイスクリームを食べる機会が増えて体が冷える機会が多くなります。

 

また逆に食欲がなくなったりすることで内臓が冷えて自律神経が乱れがちにもなります。

 

自律神経が乱れると体温の調整がうまくいかなくなります。

 

暑くても汗をかけない体質の人は、自律神経が乱れている可能性が高いです。

 

なぜなら汗をかくのは体温を調節するための大切な自律神経の役割だからです。

 

人の体は体温を上半身から下半身、そして足の裏まで流し、そこから熱を外へ逃がします。

 

そのことで夜に深部体温を低下させ快適な睡眠につなげる役割があります。

 

 

下半身の血流が滞っていると熱が外に逃がせません。

 

それが続くとなかなか寝付けず、さらにほてりが悪化する恐れがあります。

 

しかしほてりには、単なる自律神経の乱れにとどまらず、疾患によるものもあるので、

 

あまり長引く場合だと医療機関で診てもらう必要があります。

 

 

ほてりを引き起こす疾患

【ほてりに関連する病気】

風邪やインフルエンザ

熱中症

甲状腺機能亢進症

更年期障害などホルモンバランスの乱れ

高血圧症

など

特に夏の時期は、ついつい水分摂取をサボってしまって、

 

脱水状態から熱中症に至る恐れがあります。

 

夏の時期、自宅に居るのにほてりが治らなかったり、

 

体がだるかったりしたら、水分不足による熱中症の可能性があります。

 

冷やしてはダメ?正しいほてり対策

 

ほてり対策としてついつい熱い部分を、

 

アイスノンや冷えたタオルで冷やしたくなります。

 

しかし、これはその場しのぎの対策であり、根本的な対策ではありません。

 

あまりにも辛い場合は、仕方のないことですが、

 

この対策ばかりを行っていると、さらに症状が悪化してしまう可能性があります。

 

なぜなら、そもそもほてりは体の冷えからくる血行不良であることが多く、

 

冷えた体をまた冷やしてしまうことで、さらに血流が悪くなります。

 

そうなると先ほども述べたように、熱のこもりやすい体になってほてりは治りにくくなります。

 

だから辛いかもしれませんが、ほてり対策として体を冷やすこと、また体を冷やすような飲み物や食べ物をとる事はお勧めできません。

 

根本的な対策としては、体を冷やさないような工夫をして血流を良くすることです。

 

具体的には、

 

・しっかりと水分補給をして、散歩やストレッチを行うこと。

 

・食事は冷たいものや甘いものは避けて、生姜や根菜類など体を温める食品を中心にとること。

 

・お風呂にはゆっくりつかって、体を温めること。

 

・日中は特に下半身を冷やさない服装でいること。

 →天然素材の5本指ソックスなどを履いて足先を冷やさない工夫をすることも大切です。

 

・整体やマッサージで、硬くなっている筋肉をほぐし血行を促すこと。

 

 

整体を含め対策開始後は一時的にほてりが強くなることがあります。

 

ほとんどの場合は自然に治まって睡眠も改善していきますが、

 

続くようであれば疾患が隠れていることがあるので医療機関への相談が必要です。