ココロとカラダをメンテナンスする音「1/fゆらぎ」
「1/fゆらぎ」が心と体を癒す
ひだまりケアでは施術中にヒーリングミュージックを流すようにしています。
ゆったりした音楽や、川のせせらぎ、鳥のさえずりを聞いて心が癒された経験はありませんか？
それには共通して「1/fゆらぎ」という特定のゆらぎが関係しております。
「ゆらぎ」とは、波動でもなくリズムでもなく、少し表現の方法が難しいですが、ある特定の揺れのことです。
そして、この1/fゆらぎはひだまりケアの施術が目的としている脳脊髄液の流れや自律神経の調整の助けになると考えられます。
1/fゆらぎは、規則性と不規則が調和されたゆらぎを指します。
このゆらぎは、ひたすら一定の変化を繰り返しているように感じるかもしれませんが、実際には変化の度合いが不規則なものです。
単調すぎても複雑過ぎても、人間にとって心地良いものになりません。
私もそこまで詳しくなかったのですが、ある音楽関係の方から頂いた資料によると、生体リズム、つまり人間の心拍のリズムを解析した結果と1/fゆらぎが一致したとされています。
これは赤ちゃんがお母さんの心臓音を聞くと落ち着くということを考えると非常に納得できます。
（中略）
そこで心拍がどのようなゆらぎをしているかを調べるために、心拍の間隔をコンピュータに取り込んで解析をしてみた。
心臓の筋肉が収縮する際にそこから電流が体の組織の中に流れ出す。
この電流が肋骨の間を通って、胸や背中の表面に数ミリボルトの電位を発生する。
この電位を決められた位置で測って記録したものが心電図である。
心臓には心房と心室があるが、心室筋は厚いので、心室筋から電流が流れだすときに最も大きな電位の山が心電図に現れる。
この波形の部分をQRSといい、Rが大きなピークをなすので、Rから次のRまでの間隔を心拍の間隔としている。
このようにして電気的に心拍間隔を測ってみると、一拍ごとにわずかながら早くなったり遅くなったりしているのが分かる。
興味があるのは、遅くなったり早くなったりするゆらぎの関係である。
この研究は1980年ごろに行ったものであるが、その解析結果を見て、ショックを受けた。
何とこれが、「1 /fゆらぎ」だったのである。
引用元:Always Listening
1/fゆらぎは様々な場面で存在している
1/fゆらぎは音だけではなく、人間が五感で感じるさまざまなゆらぎにも含まれます。
例えば、聴覚で感じる1/fゆらぎもあれば、焚き火の炎や木漏れ日など視覚から感じられる1/fゆらぎもあります。
また、電車や自動車の揺れも1/fゆらぎに含まれますが、不快でない限り、人間にとって心地良いゆらぎとして広い意味で用いられます。
1/fゆらぎには以下のような癒し効果があります
リラックス効果
集中力の向上
安心感の得られる
憂鬱感の解消
ストレス解消
ヒーリングミュージックを聴いたり、キャンドルの炎を眺めたりすることで、1/fゆらぎを取り入れることができます。
また、自然の中で海や山などの1/fゆらぎを感じるのも効果的です。
音楽に関して言えば、
理想的な1/fゆらぎをしている曲は、ベートーベンの「『運命』交響曲第五番第一楽章」や
宇多田ヒカルの「Prisoner Of Love」などがあげられるそうです。
J-Popにも存在するとなると、あらゆる世代の方が少し身近に感じられますね。
ぜひ、あなたのライフスタイルに合った1/fゆらぎを取り入れて、癒し効果を感じてみてください。
1/fゆらぎと脳脊髄液の関連は？
1/fゆらぎは、脳脊髄液の流れを直接改善する効果があるわけではないですが、
深いリラックス状態に入ると、一般的に脳脊髄液の活動が高まり、流れが改善します。
脳脊髄液は、脳と脊髄を包む脳脊髄液循環系によって循環しており、神経組織を保護し、栄養を供給しています。
この1/fゆらぎは、リラックス効果やストレス解消効果があり、間接的に脳脊髄液の流れにも良い影響を及ぼすと考えられます。
具体的には、1/fゆらぎを感じることで、交感神経と副交感神経のバランスが整い、自律神経系が安定します。
自律神経のバランスが改善するということは、相互に関連し合う脳脊髄液の循環がスムーズに行われ、脳の機能や健康に良い影響を与える可能性も高まります。
リラックスやストレス解消のために1/fゆらぎを取り入れることは、
健康に良い影響を与える可能性があり、また頭蓋仙骨療法やオステオパシーとの相性を考えたときには、
相乗効果となり得る最適な組み合わせだと私は考えております。
ひだまりケアで使用しているヒーリングミュージックには、その他にもソルフェジオ周波数などの、癒し効果の高い音源も使用しております。
