ボウストリング部の施術 ~整体行っても効果が持続しない理由とは~
施術してもすぐに戻る?
「整体行っても、その時は良くなるんだけどすぐに戻っちゃうんだよね」
という会話をよく耳にします。
確かに整体というのは、一度や二度の施術で完全に元の元気な体になったり、
一発で痛みが完治するなんてことはむつかしいでしょう。
自律神経の不調からくるメンタルの落ち込みが一回の施術で良くなるとも限りません。
ただ、週に1回以上施術を受けているのに、毎回施術効果が翌日には消えてしまっているというのは、
おそらく施術に何らかの問題があるのかもしれません。
そこでこの記事紹介しるのは、当院でも重視しているボウストリング部です。
体の前側が大事?ボウストリングとは?
「ボウストリングって何?」と思われますよね。
ボウストリングとは直訳で「弓の弦」のことです。
体に例えると、
弓の本体の部分が脊柱や骨盤、
弓の弦の部分(ボウストリング部)が体の前方を縦に走る筋膜です。
ロリン・ベッカーは、
「背部のみならず前部’も治療しなければならない。さもないと背部の治療が持続しない」
と述べたそうです。
ボウストリングとは,身体の前方を縦に連結している筋膜なので身体の前後バランス形成に関与しているのです。
つまり、頭蓋骨、脊柱、骨盤部の施術のみ行い前側の筋膜にあたる前頸部や胸部や腹部を実施しなければ、
その部分のストレイン(硬さや歪み)が後方に再び波及して、
骨盤や脊柱は再び歪みや元に戻ってしまいます。
施術効果の持続のためにも前部をしっかり施術することで、はじめて全体への施術をしたことになります。
さらにボウストリングは、頭蓋底から身体の前を下方へ走行し,遠くにある骨盤隔膜に付着し,
そしてさらに下方の膝や足底筋膜まで続いていきます。
結果として,ボウストリングにストレイン(歪みや硬さ)がある場合、
猫背などで曲がっている背部を真っ直ぐに伸ばすことができなかったり、
呼吸が浅くなったりして体調がすぐれない状態が続きます。
施術効果の持続のために
ひだまりケアでは、頭蓋仙骨療法を軸に一人一人に合った施術を実施します。
頭蓋骨、脊柱、骨盤のみならずボウストリング部に当たる胸骨や腹部の筋膜など、
全体的なつながりを重視し、効果が持続しやすい施術を心がけていきます。
【関連記事】