瞑想を少しだけ快適に行う方法 ~肋骨の動きが人生の質を高める~

前回は瞑想についてお話しをしました。

瞑想ができない人、長続きしない人が持っている思い込みについていくつか説明しましたが、

今回の記事では体が原因で長続きしない人についてお話ししていきます。

 

鼻が詰まると瞑想出来ない?

最近は特に、副鼻腔炎や上咽頭炎などの呼吸器に関連する症状の人が増えている印象です。

この2つは、めまいや頭痛、肩こり、倦怠感、睡眠の質の低下などを起こしやすいと言う共通点があります。

2つとも呼吸がしにくくなる疾患ですから。

病名がつくほどでは無いけど、鼻の通りが悪かったり、呼吸が浅かったりする人もたくさんいらっしゃいます。

この鼻が通りにくい状態で、瞑想したり呼吸法をしようとしたりすると、苦しくなるだけで長続きしません。

自分は鼻の通りが良いと思っている人でも、実は十分に鼻腔が確保できていないという人もたくさんいらっしゃいます。

慢性的に鼻づまりの人は、鼻づまりの自覚がない人が多いものです。

つまり、話を整理すると、呼吸法や瞑想が続かない原因のひとつは何らかの原因で呼吸が浅くなっているからです。

ここに対して何らかのアプローチをしない限り、なかなか瞑想を続けることはできないでしょう。

また瞑想以外にも散歩などの有酸素運動も健康な人よりは疲れやすくなってきます。

なので、今回の記事では呼吸を改善するために役立つワンポイントを紹介します。

 

鼻が詰まってる人は肋骨がカチカチ

ズバリ、呼吸の深さを改善するには、肋骨の動きを改善することです。

肋骨ってあの肋骨です。アバラ骨のことです。

肋骨の動きと、鼻の通りの良し悪しには直接的な関係はありませんが、間接的には大いに関連しております。

それは鼻の通りが悪いと呼吸が浅くなりますし、

逆も然りで、呼吸が浅いと鼻の通りも制限されやすくなります。

姿勢が悪かったり、疲れやストレスによって呼吸が浅くなったりすると、浅くなった分当然肋骨の動きは減少します。

呼吸が浅い状態が慢性的に続いているので、鼻の通りが制限されて鼻づまりが悪化してしまいます。

それにより口呼吸を助長させてしまいます。

どこかで、この悪循環を止めなければいけません。

鼻づまりに関しては、

①施術で鼻腔周囲の組織にアプローチして、排液を促すこと

②一時的に鼻水止めの薬の力を借りて、鼻の通りを良くすること

③一次的に鼻腔拡張テープで物理的に鼻の通りを良くすること

などが対策として挙げられます。

そして、根本的に呼吸の深さを改善して、鼻の通りを良くするために、肋骨の動きの改善が挙げられます。

肋骨の動きが良くなると、人によっては急に鼻の通りが良くなったと感じたり、気分まで軽くなったような体験をされる人がいます。

実際に疲れが溜まっている人や、ストレスを受けやすい人は、胸骨、肋骨、上部胸椎(上の方の背骨)の動きが非常に硬い人が多いです。

施術で胸骨の解放を行ったりすると、その後感情表現が豊かになることがあります。

よく第4チャクラ(ハートチャクラ)が開くと、怒りの感情が和らいで、慈悲深い人になったりすると言われます。

逆に言うと、怒りを溜め込んだり、他人の愛情を受け取れない、自分から愛情表現をできない人は、ここに何らかの感情のため込みが存在するからかもしれません。

また、胸骨の動きを良くする事は、肋骨の動きを良くすることにつながり、姿勢の改善や五十肩の改善につながります。

 

肋骨の動きを良くするセルフトレーニング

ということで、胸骨を通して肋骨の動きを良くすることを紹介していきます。

これによって、呼吸が深くなれば、鼻の通りも徐々に改善しやすくなります。
中には即効性を感じる人もおられます。ぜひ試してみてください。

 

①まず胸骨を両手で握ります。
その時に、肋骨と肋骨の間に指を入れて軽くおしつけます。

 

②肋骨と肋骨の間の肉を真ん中の胸骨に寄せ集めながら胸骨を掴みます。この状態で深呼吸を繰り返します。
まずはしっかりと息を吐いて、その後吸います。
何回か深呼吸をした後に、大きく息を吸い込んで、そのまま息を止めます。

 

 

③ 3〜4秒経過したら、呼吸を再開して今度は息を大きく吐きます。その時に指の力は抜きます。
最後にまた深呼吸をしてしっかりと息を吐ききることができているか確認したら終了です。

 

これで瞑想の質、また生活の質が高まる

ポイントとしては、胸骨を上から下になぞっていくと少し山になっている部分があります。

そこは、胸骨角といって第2肋骨と関節をなしているので、臨床上重要な部位とされています。

第2肋骨は特に動きが硬くなる傾向にあり、多くの人にとって不調の原因になりやすいです。

なので、手を当てるポイントは少し胸骨角も意識してください。

ここの動きを改善することで、その他の肋骨の動きも改善しやすくなります。

実際にやってみると、やる前より胸が広がりやすく、呼吸もしやすくなっていると思います。

もし呼吸法や瞑想、マインドフルネスの時に苦しくなってしまうと言う人がいたら、

座っている途中でもいいので、一度実践してみてください。

これまでより質の高い実践になると思います。

「瞑想もマインドフルネスもやりたくないです」

という人も、ぜひ日常生活でストレスを感じる場面で試してみてください。

【安城の整体ひだまりケアより、読書様へ】

このコラムは安城の整体、「自律神経専門整体ひだまりケア」のコラムです。

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