瞑想がやれない人、続けられない人が持つ5つのメンタルブロック

瞑想に興味があるけど、なかなか始められない、続かないという人がいると思うので、今回はそのことについて触れていこうと思います。

※すみません!この記事は約4500文字の長文です!赤文字読むだけでもわかるようになってます。

最近このコラムをしっかり読んでくれてる人が思っていたより多くいらっしゃると知ったので、ちょっと頑張ってます。

もう感謝しかありません!

 

瞑想を習慣化するのは大変?

近頃、いろんなメディアで瞑想が推奨されています。

 

マインドフルネスをテーマにした本もたくさん出版されているし、YouTubeでもそんな動画が溢れています。

私自身、もう瞑想歴は10年以上になります。

なので、瞑想の恩恵に預かる人間の1人です。

 

私が瞑想を始めた理由は、精神的なバランスを崩したことがきっかけです。

一般的に精神のバランスを崩して、日常生活に支障をきたした場合、多くの人はどうするでしょうか?

考えられる対策として、まず第一にお医者さんに行ってお薬をもらうこと。

必要であれば、お仕事を休んでしばらく自宅で療養すること。

自宅療養と薬物療法で落ち着いたらまた仕事に復帰します。

 

そんな感じではないでしょうか。

 

第一選択肢として「瞑想しよう」と考える人はまずいないと思います。

そこまで「瞑想が心の健康に良い」と知っている人であれば、そもそも精神のバランスを崩しにくいでしょう。

 

ただ、薬物療法のみ継続しながら、通常の生活に復帰するのはとても不安が大きいと思います。

ほとんどのお医者様は、お薬のみ処方して、具体的な生活習慣の改善は指導してくれません。

「バランスの良い食事をとって、早寝早起きしてね」

そんなアドバイスをしてくれるだけだと思います。

でも、そんなアドバイスは右の耳から入って、左の耳から抜けていきます。

 

私はもともと医療従事者であったため、日本の外来の精神医療のクオリティーを向上させることは制度上、難しく限界があるのもある程度はわかっていました。

だから、保険診療のお医者様が薬物療法に偏ったとしても、一概に「医者の怠慢」だとは思いません。

 

医者と患者の数のアンバランスから考えても長時間丁寧に話を聞くのは不可能です。
(日本では400万人の患者に対して、精神医療の医師は約1万6000人、うち常勤医師は約3分の1と言われています。都市部では午前中だけで20人以上診察するなど過酷な労働環境です)

 

漢方やアロマなどの自然療法、丁寧な食事指導など全人的なアプローチをしているお医者様は、ほとんどが高額な自由診療です。

 

だから当時の私はお医者様はあまりあてにせず、自力で再発防止方法を探すことが課題でした。

そんな中で、インターネットや本を読みまくり、見つけたのがマインドフルネス(瞑想)です。

 

とにかく全く薬を使わず、かつ副作用も無く、そして何より自分の体の中から湧いてくる自然治癒力で心の安定を保つことができるのはこれしかないと思いました。

 

しかし、いざ座って目を閉じて始めたものの、1分と耐えられなかったのを記憶しています。

 

線香を焚いたり音楽を流したり、また他人の瞑想の成功体験を読んだりして、少しずつ座る時間を長くしていき何とか習慣にできました。

 

朝30分から1時間、寝る前も30分から1時間、瞑想を習慣化して10年以上経ちますが、今では長いと連続で2時間程度じっと座ってられます。

 

この記事では、心の安定を保ったり睡眠の質を高めるのに最適な手段の瞑想ですが、それを始めるのに障壁となる5つのメンタルブロックと対策法を紹介していきます。

 

ひだまりケアの施術を受けていない人でも、どうか心の安定のためにお役立ていただければと思います。

 

瞑想を邪魔する5つのメンタルブロック

 

①怪しい宗教儀式に思える

確かに、瞑想というと山奥の仙人や修行僧がやっているイメージです。

 

特に、もともと宗教が嫌いであったり、宗教アレルギーの人は瞑想と聞くだけで、

日本で過去にあった宗教がらみの事件を思い出したりして、拒絶反応が出るかもしれません。

 

あの教団の修行方法も主に瞑想でした。

 

しかし、そもそも瞑想とは宗教儀式に特化した言葉や行為ではありません。

瞑想を英語にすると「meditation」です。

 

これはラテン語の「meditatio」に由来しており、ローマ時代には「精神的および身体的な訓練・練習」を意味していました。

 

瞑想は各地の宗教と深く結びついて実践されてきましたが、特定の宗教や流派に限定されるものではありません。

 

だから無宗教でも、どのような宗教を信心していても、瞑想を行うことができます。

 

スティーブ・ジョブズもビルゲイツも大谷翔平も実践していますし、その影響もあってこれだけ世に広まったのでしょう。

 

 

 

②効果がないと思う

確かに、ただ座って呼吸しているだけで健康になれるだなんて、そんな話は虫がよすぎると思うかもしれません。

 

ただ、瞑想が精神的に良い効果があるのは、もはや精神論や根性論の問題などではなく、科学で証明されてます。

 

以下に、瞑想の科学的根拠とアメリカの研究について簡単に紹介します。

・アメリカの研究チームがMRIで脳をスキャンした研究では、瞑想することにより海馬と前頭前野が発達が確認できた、と言われています。

ここは主に記憶、論理的思考、感情の安定などの役割を果たす場所です。

 

・カーネギーメロン大学の研究によれば、25分の瞑想をたった3日間続けた後、ストレスホルモンであるコルチゾールが減少したと報告されています。

 

つまり、瞑想にはストレスを減らす効果があると科学的に証明されてます。

 

これに関しては以前の記事でも触れているので、興味のある方は過去のコラムも読んでください。

 

 

③正しくやらなきゃダメだと思う

確かに様々なマインドフルネス団体があり、またヴィパッサナー瞑想を教える団体でも私が知っている限り、3つ以上は存在します。

そして、それらの団体がセミナーで教えていたり、書籍で紹介している文言として、

「正しくやらないと効果ありませんよ」

というものがあります。

この言葉って、相手は絶対に親切で言っている言葉だと思うのですが、

実際にこの言葉を聞くと、一気に敷居が高く感じますよね…。

 

でも、正しさにこだわりすぎると、人は何も行動できなくなるのが世の常です。

 

瞑想に関する本をいくつか読むと、著者が属している団体によって微妙にやり方が違います。

 

呼吸は2秒で吸って4秒で吐くやり方を勧めているところもあれば、「自然な呼吸でやりなさい」と勧めているところもあります。

 

ヨガの話でいうと「丹田を意識して腹式呼吸をやりなさい」と指導するところもあれば、「胸式呼吸でやりなさい」という流派もあります。

だから私は、正しさにこだわりすぎる事は逆効果だと思っています。

 

目を閉じて、ゆっくり呼吸を数えること、

初心者の人はこれだけ意識しているだけで充分だと思います。

 

多少背中が丸くてもOK

口呼吸でも鼻呼吸でもOK

目は閉じてても薄め開いててもOK

痛くて足を組めなくても椅子に座ってやればOK

 

いろんな瞑想合宿やグループ瞑想会に参加した私が証言します。皆さんそれぞれのやり方で安定した心を保っていました。

 

お釈迦様ですら、「戒律を盲目的に守る事はダメ」だと言っているくらいです。

 

つまり、型にとらわれすぎなくてもOKということです。

 

④長い時間やらなきゃダメだと思う

瞑想は長い時間やらなければいけないとどうしても思ってしまいますよね。

 

確かに、瞑想をし始めて幸せホルモンであるセロトニンが脳内に出始めるのは20分後と言われています。

 

20分座らないと、セロトニンの効果は感じられないということです。

 

20分、、長いですよね…。

私が瞑想をやり始めた時、20分どころか5分とか1分でも難しかったのに、20分なんて想像するだけで拷問に思えました。

 

瞑想を開始して20分後にセロトニンが出る、

だから、

「瞑想は20分やらないと意味がない」

そんな定説がありました。

 

確かに1分より20分やったほうが効果的です。

でも、分の瞑想が全く意味がないわけでもありません。1分の瞑想でもストレス低減効果がある事は報告されています。

もちろんそれは一時的ですが、全然無意味ではないです。

その一時的効果の積み重ねは、決して無視できない力になっていきます。

 

何より習慣化するには、今の自分がやれる範囲の難易度から始めなければいけません。

 

つまり、スモールステップの原理で時間を伸ばしていくことをお勧めします。

 

スモールステップの小さな1歩は、みんなが思っているよりもずっと小さな1歩であったりします。

 

「小さな1歩として1分の瞑想から始めよう」

 

と、思っても昔の私のように1分すら続かない人もいると思います。

そんな人は、

「30秒からやろう」

それでも難しければ、

「深呼吸を2回だけしてみよう」

からでも全然OKです。

深呼吸を毎日2回続けていれば、

「今日は1分続けたい」

「今日は5分やれる気がする」

そんなふうになっていきます。

 

お香を炊いたり、ヒーリングミュージックを流したりするのもお勧めです。

 

最初から長く座り続ける必要なんてありません。

 

10秒からでも5秒からでも、毎日続けられるならそれは立派な健康習慣です。

 

 

⑤短期的に効果を感じたいと思う

心の症状を感じていると、少しでも早く良くなりたいがために瞑想にも短期的な効果を期待してしまいます。

 

過去の私もそうでしたが、3分瞑想してただ苦しくなるだけの時もあったので、一時的にやめてしまった時期もあります。

 

何でもそうですが、即効性を求めてしまうと継続できず失敗に終わります。

 

たとえ話をします。

最近、新NISAが開始されて株式投資がブームになっています。

 

私も、老後の資金形成のために旧NISA時代から資産運用しています。

 

投資の神様、ウォーレン・バフェットさんも言ってますが、

 

ほとんどの人が株式投資でお金持ちになれない理由は、

「みんな早くお金持ちになりたがるから」

 

だと言われています。

 

短期間で一喜一憂し結論を出してしまうのです。

 

だからリーマンショックやコロナショックで株価が暴落すると、

 

「NISAなんて株だしギャンブルだから損するだけ!」

 

と言って損切り(株式売却、NISAも解約)して、

 

「二度と株には手を出さない」と心に誓ってしまうのです。

 

実際にNISAなどの株式投資で長く恩恵を受け続けている人は、リーマンショックでもコロナショックでも決して株を売らなかった人たちです。

 

全く関係ない話をしているようですが、

瞑想はこの資産運用とよく似ています。

 

経済には波があるように、心の状態にも波があるからです。

 

これは施術でもいえることですが、どんよりした気分のとき、つまり波の底の部分にいても瞑想を継続できた人だけが、瞑想の恩恵を受け続けられます。

 

それと対照的に、心が辛いからといってお酒やタバコ、違法ドラックなどに手を染めた人は一時的に幸せになれても、決して本当の幸福は得られません。

投資の話に当てはめると、パチンコや競馬と投資と言い張るようなものかもしれません。

 

瞑想は、明確に効果を感じるためには、人によっては数ヶ月かかるかもしれません。

 

短期的に効果を求めると、どうしてもやりたいとは思えないし、途中でやめたくなります。

 

ただ、不思議なことに

「腰を据えてやろう」

と決心した人たちから効果が出てくるものです。

 

 

以上、

最後まで読んでいただきありがとうございました。

なんだか、ただの瞑想好きなブロガーのような記事になってしまいました。

次の記事では、整体院のコラムらしく、

瞑想をするときに呼吸が楽になったり、鼻の通りがいつもより良くなったりするための一工夫を紹介したいと思います。

【安城の整体ひだまりケアより、読書様へ】

このコラムは安城の整体、「自律神経専門整体ひだまりケア」のコラムです。

安城市や刈谷市、知立市、豊田市など西三河エリアで自律神経の不調に特化した出張整体を提供しています。

国家資格者が20年以上の施術経験を持ち、頭痛、不眠、ストレスからくる不調に対応しており、ご自宅で本格的な整体を受けられます。

愛知県の安城、刈谷、豊田など西三河のみを対象にしておりますが、他県など遠方からの施術希望もあります。

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