頭痛・めまいと「いびき」の関係

原因不明の頭痛やめまい、ひどい疲れやすさ、または倦怠感に悩むことはありませんか?

 

自律神経のバランスを崩すと頭痛やめまいなどの不調をきたし、

これらを放置しておくと、さらにメンタルのバランスを崩す可能性があります。

 

意外と知られていませんが、頭痛やめまいと睡眠中のいびきには深い関連があります。

 

特に鼻が詰まっている人、花粉症、アレルギー性鼻炎の人はぜひ知っていただきたい記事になります。

 

睡眠時にいびきをかいたり呼吸が止まったりする原因

①顎が小さい人、扁桃腺が大きい人、肥満体型の人

顎が小さい人、特に下顎の骨が小さい人は咽頭周囲のスペースが狭いので寝ているときに、舌根が気道を塞ぎやすい構造になっています。

また、扁桃腺が大きい人や肥満体型の人も寝ているときに、構造上気道を塞ぎやすくなってしまいます。

 

気道が狭くなると、そこに空気が通りにくくなり、いびきの原因になり、ひどいと無呼吸の原因になります。

 

 

②鼻がつまりやすい人

慢性的な鼻炎、花粉症や副鼻腔炎などがある人は鼻が詰まりやすく、口呼吸になりやすくなります。

 

口呼吸が多い傾向の人が眠ると、眠っている時にも口が開きます。

 

その状態では舌が喉に落ち込んで気道を塞いでしまうためいびきや無呼吸の原因になります。

 

③慢性的な猫背やストレートネックの人

猫背やストレートネックは、いびきの悪化と睡眠時の無呼吸と深い関係があります。

 

まずストレートネックでは、本来頸椎はS字カーブをしているのですが、

それは体重の約10%ほどあるといわれている重い頭部を支えるために存在しているカーブです。

 

ストレートネックではそのカーブを失い、まっすぐ伸びた前傾姿勢で重い頭を無理矢理支えることになります。

(余談ですが、このため頸椎は胸椎や腰痛と違って、やや複雑な法則に従った関節運動をしています)

 

長時間の前傾姿勢やスマートフォンを使用することなどは、ストレートネックの原因になります。

 

ストレートネックの状態で横になった時、頭の位置は高くなります。

 

この状態では首の前の部分が少々詰まったような体勢になり気道が狭くなります。

 

そのため、睡眠中に落ち込んだ舌根が気道を塞いで、いびきや無呼吸の原因になってしまいます。

 

また、猫背の状態では、背中が丸まって、そのことにより胸郭が狭くなり、呼吸が浅くなりがちです。

 

具体的には胸が圧迫されて、いつの間にか呼吸がしにくくなり

 

「最近どれだけ休んでも疲れが取れないなぁ…」

 

となるイメージです。

 

肩こりなどと一緒に起こりやすいので、肩が凝っている人は要注意です。

猫背自体は直接的にいびきの原因にはなりません。

 

しかし呼吸が浅くなること自体、睡眠時に十分に酸素交換が行われないため睡眠時の無呼吸や呼吸の弱さにつながる要因となります。

 

また、猫背とストレートネックは同時に引き起こしている方が多いです。

 

頭痛やめまいがなぜいびきと関連するのか?

では、睡眠時に気道が狭くなり、いびきをかいたり無呼吸になることが、

なぜ頭痛やめまいと関連しているのか?

 

ここについて説明していきます。

 

ひどいいびきや無呼吸などにより寝てる間に呼吸が浅くなったり、息が止まったりする事は、

睡眠中に無酸素状態が続くことになります。

 

それは眠っている間に低酸素血症や高炭素血症を引き起こすことになります。

 

寝ている間に十分にガス交換が行われないため、

脳に十分な酸素が送られず頭痛やめまいを感じることが多いです。

 

特に朝起きがけや午前中に頭痛やめまいを感じられることが多いです。

また、寝ている間に、脳に酸素が十分に行き渡っていないということは、

日中の脳の活動が遅くなり、思考力や注意力の低下、また日中のひどい眠気につながっていきます。

 

毎日めまいや頭痛に悩まされて休んでも疲れが取れなかったり、頭が回らないので仕事でもミスが多い。

そんな状態が長年続くと、誰だってメンタルのバランスを崩す可能性があります。

 

 

ひだまりケアでは、すべてのお客様に対して、睡眠の状態を毎回確認します。

ちょっとしつこいくらい確認するかもしれません。

 

それは睡眠の状態によって、不快な自律神経の不調をきたしているかもしれないからです。

 

また、頭蓋仙骨療法およびオステオパシー自体、呼吸の深さ重要視する施術法です。

施術

 

なので、呼吸機能を低下させる要因になる機能障害は優先的にターゲットにしていきます。

 

例えば、背中のこわばりや胸椎の動きの硬さ、それに伴う肋骨の動きや首の根元の組織のこわばり、

これらは、すべて呼吸の質に大きく関連している部分になります。

 

また、鼻づまりによるいびきや無呼吸に対しては、前頭骨の調整を重点的に行ったり、

上顎の骨を返して、蝶形骨(頭蓋骨の中で、自律神経やホルモンバランスに深く関連している骨)に対して、

しっかりと動きの改善を目指す施術をしていきます。

頭蓋仙骨療法を用いた自律神経の調整。安城のひだまりケア

 

これは頭部のリンパの流れの改善や老廃物の排出を促すことを目的としています。

 

もちろん、誰でもできる簡単なストレッチで改善することもありますので、

もし、

「最近家族からいびきを指摘された」

「鼻づまりがひどい」

 

と感じていて、めまいや頭痛にもお悩みの方は、

このような視点も頭の片隅に置いていただければと思います。

【安城の整体ひだまりケアより、読書様へ】

このコラムは安城の整体、「自律神経専門整体ひだまりケア」のコラムです。

安城市や刈谷市、知立市、豊田市など西三河エリアで自律神経の不調に特化した出張整体を提供しています。

国家資格者が20年以上の施術経験を持ち、頭痛、不眠、ストレスからくる不調に対応しており、ご自宅で本格的な整体を受けられます。

愛知県の安城、刈谷、豊田など西三河のみを対象にしておりますが、他県など遠方からの施術希望もあります。

他県や遠方などへの出張は原則対応しておりませんが、強く興味を持っていただいた方は、西三河に親戚やお知り合いの方がいたりした場合はそちらに訪問させていただき、またレンタルスペースを借りて施術するなどの対応も実績があります(レンタルスペースの料金はお客様様負担でお願いしております)。

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