うつ病に対する整体

心の病(うつ病)はカラダから解決

 

最近急激にうつ病の人が増えてきています。

ストレスによって患う病気でも、パニック障害、強迫性障害、双極性障害、自律神経失調症などの症状の1つとしても、「うつ状態」になることがあります。

厳密に分類すると、これらはそれぞれうつ病とは異なる病気になります。

いわゆる、心の病気と言われるものは、うつ病という病気も複数に分類されて、

結局のところ現代医学でもはっきりした原因が不明とされています。

従来日本ではうつ病は心因性、内因性、外因性の3つに分けられますが、

今、現在、うつ病と診断されて、療養されている人たちの中でも、自分がこの3つのどれか?わかっている人は少ないと思います。

実際のところ、心療内科の先生も、目の前の患者さんを取りに分類するか、はっきりと言えないのが現実ではないでしょうか。

と言うのも、

全てうつ病は単独の要因で起きることはなく、複合、あるいは合併したりするので、一人一人みんな原因が異なってきます。

それだけ人間の心と体は単純ではないということです。

ちなみに、内因性、心因性、外因性とは?と疑問に思われる方も多いと思われるので、簡単に説明します。

うつ病の内因性、心因性、外因性とは?

ストレス対策

内因性(典型的なうつ病)

長年考えられてきたうつ病の要因です。遺伝や体質などが原因と考えられています。

つまり原因がはっきりと特定できない場合に診断されることが多いため、先天的な原因である、というのがこの考え方です(ちなみにこの考え方は人から生きる力を奪いかねないので私はあまり好きではありません)。

しかし最近では、脳内ホルモンや腸内フローラなどの要因も原因の1つとして重要視されるようになってきています。

※参考:>>うつ病の人の腸内細菌を調べたら… 調査から見えること(朝日新聞 Reライフnet )

また引越し、結婚、離別などの、急激な精神的なストレスが影響することも多いようですが、これらの出来事はあくまでも引き金であり、原因の全てではありません。

極端な話、家族が事故で亡くなって、天涯孤独になっても健康な人もいます。

ただ、引き金であることには変わりないので、良いこと、悪い事も含めて、人生のイベントの前後には体調に注意する必要があります。

 

心因性(神経性)

環境変化や、元来のネガティブで悲観的な性格が強く関係していて、悩みや心配、ショックなどの精神的ストレスが重なりうつ病となるケースです。

これははっきりとしたエピソードが原因となるいわゆる神経症(ノイローゼ)におけるうつ状態であり、

抗うつ薬治療があまり効果的でないケースが多いようです。
なので心因性うつ病はうつ病に含めないという見方もあります。

 

外因性(身体因性)

外傷や脳の病気や身体の病気によって、うつ状態が伴って現れる場合をいいます。

また神経に働きかける薬剤の中には、その服用の影響によって、副作用としてうつ病と似たような現象があらわれます。

病気や症状としては、脳血管障害、糖尿病、関節リウマチ、甲状腺障害、パーキンソン病、ガンなどにより抑うつ状態となったり、これらによって服用された薬剤の副作用として、うつ病と似たような症状が出る場合があります。

近年では、これらの影響で発症する抑うつ状態の場合は「うつ病」として診断されることは慎重になってきております。

 

原因として共通していること

1.セロトニン、ノルアドレナリンなどの脳内ホルモンの低下

セロトニンは、心を落ち着かせたり幸福を感じるために必要なホルモンと言われています。

ノルアドレナリンは、体を興奮させてやる気を出させるホルモンです。

一方、ノルアドレナリンは、過剰に働きすぎると神経を興奮が過剰になり心が疲労して鬱状態になることもあります。

だからといって、徹底的にノルアドレナリンを排除するのではなく、

人間を人間らしく生活するためには、これらのホルモンのバランスが大切なのです。

【セロトニンを増やす習慣:日の光を浴びて散歩】

セロトニンは、幸せホルモンと言われていますが、一方で、調整ホルモンとも言われており、セロトニンノルアドレナリン、ドーパミンなど、すべての脳内ホルモンのバランスを調整する役割があると言われています。

また、トニンは、夜になるとメラミンと言う物質と合体してメラトニンになり、人を正常な眠りに誘います。

だから、ストレスで脳内のセロトニンが低下している人は不眠症になります。

セロトニンとアドレナリンをしっかりと脳内で増やしていく事は、うつ病を含めた心の病を解決していく上で非常に重要です。

 

2.生活習慣の偏りによる腸内環境の悪化

心の病と腸内環境に何の関係があるのか?

と疑問に思う人がいるかもしれませんが、大いに関連しています。

体内のセロトニンの95%は腸で生成されると言われています。

よく、肉や魚、バナナに含まれるトリプトファンを食べれば、そのトリプトファンがセロトニンになって、心が健康になると言われますが、

それはあくまで腸内環境がしっかりと整っている条件のもとでです。

肉や魚、バナナに含まれるトリプトファンは腸内細菌であるビフィズス菌や多くの乳酸菌、またビタミンB6、B12、ビタミンCなどの働きにより、セロトニンになります。

またビフィズス菌や乳酸菌の餌は、食物繊維なので、果物や野菜がメンタルに良いと言われているのは納得できます。

そして、腸内環境を悪化させる食生活はまさに偏った食事です。特に肉や脂っこい食事ばかりに偏った生活や、ケーキや炭酸飲料など精製された糖質を多く食べる人は注意が必要です。

ちなみに、国立精神神経医療研究センターの研究によると、つ病の患者さんの腸内細菌を調べてみると、圧倒的にビフィズス菌が少ないことが明らかになりました(下記、参考記事参照)。

ビフィズス菌は唯一悪玉菌と戦う腸内細菌です。

何をやっても元気が出ない、楽しくない、薬を飲んでいるのに、全然効果を感じないぞ、と感じている方はビフィズス菌や食物繊維をしっかりとる生活を続けてみてはいかがでしょうか。

【参考記事】

>>うつ病の人の腸内細菌を調べたら… 調査から見えること(朝日新聞 Reライフnet )

3.話す相手、相談相手がいないこと

 

人はやはり、つながりの中で生きているものです。

何かあったら、人に相談をしたり、日常の中で雑談をして、自分の思いを表現していく事はとても大切なことです。

「たかが話すこと」と思う方も多いかと思いますが「されど話すこと」なのです。

鬱状態の人との関わりの中で、整体とカウンセリングをしていると回復していく中で徐々にお話をする頻度が増えてきます。

徐々に言葉に抑揚がついたり、話しているときの表情も豊かになってきます。

ご自身でも、整体以外の場所でも話をするコミュニティーを築いていかれる方も多いです。

私が勉強でお世話になっているカウンセラーの話を聞いていても、

不調の回復に時間がかかる方々に「話す場」を持たない方が圧倒的に多くいるようです。

 

単身世帯であったり、交友関係が少ない、趣味の集まりや何かしらのコミュニティに参加するのがそもそも面倒であり、人と直接話をする場がほとんどない方です。(でも私、この気持ちものすごくわかります。元来私も話すのが苦手な側の人間です…。)

 

実際、日本の自殺者は約70%が男性で、様々な背景はありますが、

1つにはやはり女性に比べて圧倒的に雑談が苦手である男性のほうが、話をする機会が少ないことも一因に挙げられます。

新型コロナによって、人と接する機会がなくなったときに、精神を病んだ人が増えたり、芸能人の悲しいニュースがたくさんあったことも印象的です。

人は自分の考えていることや、感情をありのままに話していくことで心の中が整理されます。

その中で問題の解決の糸口が見つかったりするものです。

米国の心理カウンセリングの神様のカール・ロジャーズは

 

「人は他の人から理解され、わかってもらえたと思った時、心にある変化が生じます。それが真に自分に向き合う力となり、

自らを成長させていきます。」

「カウンセリングを受けることで、その人は真の自分自身になっていき、他者や世間の目が気にならなくなっていく。」

 

などなど、

人に話を聞いてもらう事は、自分の心を癒すだけでなく、自身を向上させる数々の効果が期待できると主張しています。

 

ただ、話し相手を見つけること、特に聞き上手の相手を見つけることって、とても難しいですよね…。

 

うつ病に対しての施術

ひだまりケアの整体ではオステオパシー、頭蓋仙骨療法を中心に、脳内ホルモンや腸内環境など内臓に直接的にアプローチしへ正常化を図っていきます。

自律神経を整える事は、セロトニン神経を活性化させることでもあり、気分が落ち着いていったり少しずつ睡眠の質が改善していきます。

頭蓋仙骨療法やカウンセリングはうつ病のタイプを問わずに効果的なので、抗うつ剤や睡眠剤などの薬を使いたくない人や、なかなか改善しない人にお勧めします。

もちろん薬は使わないに越したことはないのは言うまでもありません。

また、ひだまりケアではカウンセリング、症状の聞き取りをかなり重視しています。

ひだまりケア

今思っていること感じていること、体について思っていること、自分なりに思う病気になったいきさつ、今後このようになっていきたいこと、

これらをしっかりと聞かせていただいた上で、

その思いを大切にし、施術にあたらせていただきます。

【安城の整体ひだまりケアより、読書様へ】

このコラムは安城の整体、「自律神経専門整体ひだまりケア」のコラムです。

安城市や刈谷市、知立市、豊田市など西三河エリアで自律神経の不調に特化した出張整体を提供しています。

国家資格者が20年以上の施術経験を持ち、頭痛、不眠、ストレスからくる不調に対応しており、ご自宅で本格的な整体を受けられます。

愛知県の安城、刈谷、豊田など西三河のみを対象にしておりますが、他県など遠方からの施術希望もあります。

他県や遠方などへの出張は原則対応しておりませんが、強く興味を持っていただいた方は、西三河に親戚やお知り合いの方がいたりした場合はそちらに訪問させていただき、またレンタルスペースを借りて施術するなどの対応も実績があります(レンタルスペースの料金はお客様様負担でお願いしております)。

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