冷えを治せば全て解決!?体を冷やす食べ物、温める食べ物
冷え体質は、体温が低く、手足が冷たくなりやすい状態を指します。
この状態は、血流の悪化や自律神経の乱れ、ホルモンバランスの影響などによって引き起こされます。
冷え性は放置するとさまざまな不調を生じる可能性がありますが、適切な対策を取ることで改善できます。
それは人生の損失を回避することにつながります。
この記事では冷え体質を改善させることの大切さと具体的な対策について解説していきます。
冷えは「なんとなく調子が悪い」を作り出す
不調を訴えられる方の中には、お医者さんに診てもらったけど不調の原因がはっきりせず、
なんとなく処方された薬を飲んでいるという方がたまにおられます。
頭痛があるけど画像初見に異常がなかったり、
腰や膝の関節に痛みはあるけど骨折やリウマチの所見が見られなかったり、
また激しいお腹の痛みが時々あるのに胃カメラの画像ではキレイな胃袋が写っていたり、
などなど。
そのような人は、
「精神的なものが原因ですね」
「早く寝たほうがいいんじゃない?」
ひどい時は、
「趣味でも持ったら?」
なんて言われて片付けられてしまいます。
あくまで可能性の話ですが、
そのような慢性症状の背景には、「冷え」という原因が隠れていることがあります。
冷えを解消することが意外と大切なワケ
体にはもともと自然治癒力といわれる常に正常に戻ろうとする力が秘められており、それを邪魔する要素が「冷え」なのです。
冷えは、病名がつくほどでは無いけど慢性的に体調が悪くなる状態、
いわゆる「未病」の状態を作り上げます。
想像してみてください、冬の寒い朝は動く気がしないですよね。
冷えとは慢性的にそんな状態が続いているようなものです。
体が動かないと、筋肉や内臓の働きも悪くなりさらに冷えが進行します。
東洋医学にはこんな古典があります、
「草根木皮、これ小薬」
「鍼灸、これ中薬」
「飲食衣服、これ大薬」
これを私なりにザックリと今の言葉に翻訳すると、
「お薬を飲むこと、そして鍼灸や整体施術は確かに体に良いけど、食生活や生活習慣を変えることには敵いませんよ〜!」
ってことです。
整体院を運営している私がこんなことを言ったら、お客さんが減ってしまうかも知れませんが、
やはり本当に体を良くするために必要な知識は積極的に提供します。
だから私は施術を行いつつ並行して、食生活の知識も必要に応じて提供しています。
「体を温める食品」「体を冷やす食品」とは?
食べ物には体を温める食品と冷やす食品があります。
結論として、
自分は「冷え」だと感じている人は体を温める食品を中心にした食事を心がけてください。
具体的には、足が冷たくて眠れない人、下痢気味の人、
または便秘気味の人、怒りっぽい人や鬱っぽい人も自覚は無いけど「冷え」である可能性が高いです。
体を温める食品とは、地面や水面の下に生えるものや、発酵食品、また精製されていない穀物がそれにあたります。
【体を温める食品】
根菜類:ごぼう、大根、人参、芋類、生姜、ニンニク、発酵食品:味噌、醤油、お酢、納豆、チーズ(ナチュラルチーズ)、漬物
自然穀物:玄米、黒糖、天然の蜂蜜、天然塩
そして体を冷やす食品は、精製された白い炭水化物や葉野菜(夏野菜)、またカフェイン、お菓子などの嗜好品に多いです。
【体を冷やす食品】
精製穀物:白米、小麦粉、白砂糖、精製塩、マーガリン、人工甘味料、化学調味料葉野菜・果物:レタス、小松菜、白菜、ホウレンソウ、バナナ、パイナップル、オレンジ
嗜好品:酒、コーヒー、お菓子、アイスクリーム、清涼飲料水、牛乳、動物性の脂肪
この記事で言いたいのは、
「体を冷やす食品を全く取るな!」
ということではありません。
確かに冷え症状が強い人は、一定期間甘いものやカフェインなど冷やす食品を全く摂らないということも有効です。
実際にそれで早く体質改善された方はたくさん見てきました。
ただそれは、ある程度症状が落ち着くまでにした方が良いです。
実際に体を冷やす食品の中には生野菜や果物も該当してしまいます。
それらから得られる食物繊維や食物酵素、ビタミン、ミネラルが減ってしまうのも問題です。
また動物性の脂肪を摂りすぎるのも問題ですが、全く摂らないのはそれはそれでホルモンバランスが崩れてしまうので良くありません。
いつの時代も極端な考えは体に良い影響を及ぼしません。
体を冷やす食品を摂りすぎるのは良くないのですが、
逆に温めるものばかり食べていると、それはそれで体が怠けてしまいます。
あくまで、冷え症状を感じている人は、
「体を温めるものを意識して多めに摂りましょう」
という考えをオススメします。
「食べ過ぎ」と「冷え」
食べ過ぎは体を冷やす?!
「食べ過ぎは万病のもと」と言われるように、実はこの「食べ過ぎ」にも冷えが関与しています。
冷えによって胃や腸に不調をきたすと、食欲が狂って無性にたくさん食べたくなります。
実際に体を冷やす食品の中には砂糖や小麦、カフェインなど中毒性の高いものが多いのが見てとれます。
ストレスが溜まっているときに、ついつい食べ物で発散させてしまうのもこのためです。
それによって消化しきれなかった食物が腸内で腐敗し、毒素としてさらに体内に蓄えられていきます。
実はそれがまた新たな冷えを生み出していくのです。
そんな冷えの悪循環に陥っらないためにも、体を温める食品と腹八分目を心がけることは必須です。
頭寒足熱、腹八分とはよく言ったものですね。
ひだまりケアでは冷え対策を念頭に置いた施術を心がけており、必要に応じて遠赤外線医療機器を使用した施術の提供や、食生活や睡眠に関するアドバイスも実施しています。
体を温める食品と冷やす食品があることを知っていただくだけでも、心や体の不安、いわゆる実態の知れないストレスを大きく軽減することにつながります。