安城市の「心の疲れ」を見つめる  誰にも言えないストレスと、静かに限界へ向かうリスク

安城市が行った健康調査(第2次健康日本21安城計画 基礎調査報告)には、現代の私たちが抱える“心の疲れ”が驚くほど率直に表れています。

 

数字はただの数字ではありません。その背景には、声にならない苦しさや、誰にも頼れない孤独が潜んでいるように感じます。

 

整体という場にいると、肩こりや頭痛の奥に「言葉にならないストレス」が隠れていることは珍しくありません。

 

今回の調査結果は、その実態を静かに裏付けているように思えます。

 

75%がストレスを抱え、32%は「逃げ出したいほど」

調査では、成人の約4人に3人がストレスを感じていると答えています。

 

さらに、そのうち3割以上が「逃げ出したいほどの強いストレス」を抱えているという現実。

 

このストレスを抱えている割合は全国平均に近い数値ですが、それよりやや高めなんです。

 

ちなみに、「逃げ出したいほどのストレス」は全国では調査がありませんが、

全国的には「強いストレスを感じている」という人は20%ということなので、全国平均より安城市はやや多いのかもしれません。

 

そして41.2%が「誰にも相談していない」という結果が出ています。

これは少し見逃せない点ですね。

でも、この気持ちすごくわかります。

悩みを相談する、本音を打ち明けるってすごく勇気がいることです。

 

ただ、健康という観点からは、

「相談できない」という状態は、ストレスそのものよりも深刻な影響を心に残すことがあります。

 

人は、つらさを“誰かに発せられない”とき、体のどこかが代わりに悲鳴を上げます。

 

肩が固まる、呼吸が浅くなる、眠れなくなる。

それは、心が限界に近づいているサインでもあります。

 

若い男性ほど、心のSOSを出しにくい

K6スケール(精神的苦痛の指標)でハイリスクに該当した人は成人の18.4%。

特に20代男性が最も高い割合でした。

 

若い男性は「弱音を吐かない」「頑張るべき」という文化的な圧力を受けやすく、

相談しないまま抱え込む傾向が強いと言われています。

 

整体の現場でも、

「仕事だから仕方ない」

「自分が頑張ればいい」

と、限界まで踏ん張ってしまう男性に出会うことがあります。

もちろん女性でも多いと感じています。

 

しかし、心の疲れは気休めの言葉や、安っぽい励まし、ましてや叱咤激励なんかでは全くと言っていいほど解決しません。

“気合い”では回復しないのです。

体のケアと同じように、心にも休息させて整理する時間、心も体も深呼吸できる時間が必要です。

 

睡眠が足りていない30〜40代 ― 認識はあるのに、休めていない ―

「睡眠や休養は健康に必要」と答えた人は97.5%。

ほとんどの人が重要性を理解しています。

 

それでも、睡眠が十分と感じている人は63.1%にとどまり、

特に30〜40代で満足度が低いという結果でした。

 

就寝は深夜0時以降が最多、起床は6時台が最多。

つまり、休みたいのに休めない生活リズムが続いているのです。

 

この年代は、仕事・家庭・地域の役割が重なりやすく、

「自分の休息」が後回しになりがちです。

皮肉にも優しくて真面目な人、責任感が強い人の”無理してでも”という、その積み重ねが、心の疲れを深めていきます。

 

体を動かす人ほど、心が軽い

興味深いのは、運動習慣がある人ほど

・睡眠満足度が高い

・強いストレスが少ない

という傾向がはっきり出ていること。

運動は、心身の回復にとって“最も手軽で確実な方法”のひとつです。

激しい運動でなくても、散歩、ストレッチ、軽い筋トレなどで十分に効果があります。

 

別に高額な施術を受ける必要は必ずしもありません。私が言うのもなんですが、、。

 

日常で少し体を動かす習慣をつくると、心の回復力がぐっと高まります。

 

終わりに 「相談できない人」に寄り添うために

安城市のデータは、

「つらいのに、誰にも言えない人」が多いことを示しています。

安城市の調査は、
“心の疲れが当たり前になっている社会”を映し出しています。

もし今、

眠れない
疲れが抜けない
誰にも言えないストレスがある

そんな状態が続いているなら、

それはあなたが弱いのではなく、
休息が必要なだけです。

心と体をリセットすることは、人生を充実させる大きな一歩になります。

 

このウェブサイトのコラムが少しでも安城市や西三河の方の心の健康に寄り添えれば幸いです。

 

 

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