【自律神経改善資料】ひだまりケアでお渡ししている冊子
自律神経の不調による様々な不調を解決するため、
ひだまりケアでは初回の方に数枚の冊子を配っています。
それは原因不明の不調と思われる心や体の悩みについての正体を知ってもらうことが目的です。
例えば不眠と胃の痛みで医療機関にかかって、検査を受けて何も異常がなければ「精神的なものですね」で片付けられてしまう場合も多いです。
その場合、自律神経の不調が不眠や内臓機能障害として現れていると考えられます。
そうは言っても、
「なんで自律神経が乱れてしまったのか?」
「原因がわかったとして、これからどうすれば良いのか?」
と感じますよね?
不調の原因、つまり自律神経が乱れてしまった原因を知ること、それだけでもかなりの不安が解消されます。
また、それに対して何ができるのか?
建設的なアプローチ方法は?
など、ご自身の体のことやひだまりケアの施術計画や今後の見通しについて、しっかりと理解していただくために配布している資料です。
多くの方に知っていただくため、また何らかのお役に立てていただければと思いこのコラムで冊子の内容を公開します。
※この冊子は何度も改訂しています。
※実際の冊子とはイラストなど多少の違いがあります。
ひだまりケア冊子「なぜ、原因不明の不調になるのか?」
【なぜ原因不明の不調になるのか?】
なぜ原因不明の不調(頭痛・めまい・不眠・うつなど)になるのか? それは多くの場合、自律神経が乱れているからです。
ではなぜ自律神経が乱れて心が不調になるのか?それは体が、命を守るために危険信号を出してくれていると考えてください。
施術で体を整えていく事はとても大切ですが、それと同時に心身の不調の正体について知ることも大切です。
特に自律神経の乱れからくる心身の不調の原因を知ることで、出口がないと思えるような不安から早く解放されます。
【心と体に不調をきたすストレスはこの4種類】
①精神的ストレス
その名の通り、学校や職場での人間関係やプレッシャーなど、心に感じるストレスです。
②構造的ストレス
骨盤の歪み、背中や首すじの硬さがこれにあたります。傾いた椅子に長時間座っているとストレスに感じますね。
これと同じで、悪い姿勢が癖になるとそれが癖になり、それが脳に伝わり体にとってはストレスとして蓄積されます。やがて自律神経が乱れ不眠や頭痛の原因になります。
③化学的ストレス
カフェインや糖質の摂りすぎなど、体の中に入ると脳や内臓に負担をかけるストレスです。
またビタミンが不足したり、アルコールの飲みすぎなども体にとってストレスです。
最近ではパソコンやスマホの光(ブルーライト)も睡眠の質を著しく低下させる立派なストレスといえます。
④温度湿度のストレス
暑かったり寒かったりすると体にとって大きなストレスになります。
特に体の冷えは、血流を悪くして、内臓や脳の働きを低下させる恐れがあります。
夏場に冷房をきかせすぎたり、冷たいものを飲みすぎるのは体にとって大きなストレスです。
【4つのストレスは、同じ器に入っている】
これら4つのストレスは、実は同じ器に入ると想像してください。
積み木のようにストレスがどんどん重なっていき、ある一定の高さになると自律神経が乱れて症状がひどくなります。
~例え話~
ストレスが10個、器にたまると耐えられずに頭痛や不眠の症状が出るとします。重いものを持ったり、慢性的な猫背による「構造的ストレス」で4個、
カフェインや菓子パン、アルコール摂取による「化学的なストレス」で3個、
入浴を短いシャワーで済ませたり、薄着で寝ることによる「温度湿度のストレス」で2個、
合計9個のストレスが重なっている状態で、1個の小さな「精神的ストレス」が加わると、自律神経が乱れから心の症状が出現します。
→だからよく言われるように“メンタルが弱いから病気になる”ということでは決してありません。
構造、化学、温度など、いろんな要因が重なった結果、命を守るサインとして症状が現れています。
【施術では主に構造的ストレスと精神的ストレスを解消】
施術では「構造的ストレス」と「精神的ストレス」を積極的にかつ永続的に減らしていくことを目指します。
また「化学的ストレス」と「温度・湿度のストレス」は施術である程度改善できますが、良い状態を維持するためにお客様(患者様)の協力を一部お願します。
・化学的ストレスの軽減
カフェインやお酒、スマホの見過ぎには気を付けていただき、食事では腸内環境をよくする食べ物を選んでください(発酵食品、果物、食物繊維多めの野菜など)。
腸内環境の改善は自律神経の改善につながり、日常的な気分の落ち着きを取り戻します。
・温度湿度のストレスの軽減
特に冷え性と感じている方は、薄着に気を付けていただき入浴もゆっくり体を温めてください。
「体を温める食べ物」を優先的に選んでください(根菜、ほうじ茶、お白湯など)。
冷え体質の改善により、雨や台風が近づいても頭痛や気分の落ち込みに悩まされない体になります。
【施術の経過】
一回の施術で良くなったと感じる人も沢山いますが、変化を感じにくい人もいます。
しかし、施術によって体が変化していくのには通常2~3か月の時間がかかります。
最初は変化を感じにくいこともありますが、施術を繰り返すことで確実に体は反応していきます。
なので施術後の好調や不調で一喜一憂しなくても大丈夫です。
最初の10回は週に1回程度(予約状況でできない場合がありますが、、)なるべく間をあけず施術を受けていただいた方が、体の変化が起きやすいです。
【施術後の過ごし方のお願い】
整体の効果を最大限引き出すために施術後は水分をとってリラックスすることが大切になります。
施術後適切に休養することより滞った血液が流れだし体質改善のプロセスが始まります。
まれに「好転反応」として一時的に体がだるくなったり、熱が出たり、施術した部分の痛みが出現します。施術による急激な筋肉の弛緩や血流増加によるものが多く、ほとんどが長くても数日でおさまります。
※初めて施術を受ける方や久しぶりに受ける方に多く見られますが、回復に向かう反応であり決して悪いものではありません。
それらを予防するためにも施術後はコップ2~3杯の水を飲んでリラックスしてください。
施術日の飲酒は控えてください。脱水により頭痛などがひどく悪化することがあります。
(ここまで)
以上になります。
実際のお客様には冊子に関するご質問があればその場で丁寧に説明させていただいております。
多くの方は不調の中で大切な時間とお金を使って施術を受けるわけです。
だから理想としては、ただやみくもに施術を受け続けるのではなく、
現在のお体の状態や今後の見通しなどしっかり納得したうえで、施術を受けていただければと考えおります。