学校に行けない、働けない、自分を否定してしまう心を救う言葉──フランクルとブッダに学ぶ、心を照らすセルフケアと言葉の力
引きこもりでみじめに感じている時、また「自分は役に立っていない」と感じるとき、言葉はただの音以上の力を持ちます。
ヴィクトール・フランクルの「意味への意思」とブッダの「慈悲と無常」の教え、
これらを手がかりに、そっと心を照らす言葉を持つことは、心の安定だけでなく自律神経を整えるセルフケアにもつながります。
私にも、過去にそのような経験があるので、心のお守りとして「心をリセットしてくれる言葉」を持つようにしてるんです。
整体院のコラムとして、身体と心のつながりを意識した実践法も交えてお伝えします。
引きこもりと自己否定がもたらす心身の負担
引きこもりの状態は、外から見れば「なまけ」や「逃げ」に見えることもありますが、本人にとっては孤独感や無力感、自己否定が深く根付いて、頭にこびりついてしまうような感覚に苦しめられることが多いです。
自己否定の思考は慢性的なストレス反応を引き起こし、交感神経が優位になりやすく、睡眠の乱れ、食欲不振、筋緊張など身体症状にまでつながっていきます。
整体院で扱う身体の不調も、こうした心の状態と無関係ではありません。
それどころかかなり関係しており、むしろこっちが主であることが多いのです。
フランクルの視点──苦しみの中に意味を見出す
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ヴィクトール・フランクルは、極限状態の体験から「人は意味を見出すことで生き延びる力を呼び起こす」と説きました。
重要なのは「意味は外から与えられるものではなく、自分で見つけるものだ」という考え方です。
乱暴な言い方をすれば
「生きる意味なんて自分で考えろ!」
と言っているんだと解釈してしまうと思いますが、そんな単純なものではないと思います。
引きこもりの期間に「役に立っていない」と感じるとき、その感情自体を否定するのではなく、「その感情が何を伝えようとしているのか」を問いかけることが第一歩になります。
例えば、何か嫌な出来事があったとき、
今何を失ったと感じているのか。何を取り戻したいのか。
小さな行為の中にどんな意味を見いだせるか。
こうした問いは、自己否定の堂々巡りを断ち切り、行為や態度に小さな意味を与えるきっかけになります。
そう考えると、今の苦しみって目をそらさずにしっかり味わうことが前に進むきっかけになるのかもしれません。
ブッダの視点──執着を手放し慈悲を育てる
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ブッダの教えは、苦しみの原因はざっくり言えば「渇愛(執着)」にあるとされています。
この執着を手放すことで心の自由を取り戻す道を示します。
自己否定もまた「あるべき自分」に対する執着の一形態です。
自分に対する厳しい評価や完璧さへのこだわりを少しずつ緩め、自分に対する慈悲(セルフコンパッション)を育てることが心を解放する鍵になります。
何かを実践するとしたら、まずは自分の苦しみを否定せずに観察する。
次に、自分に対して「やれることはやった」「よく頑張った」など慈しみの言葉をかける習慣を持つ。
ブッダの教えは、行為の積み重ね(正しい行い、正しい言葉、正しい心)を通じて心を整えることを勧めます。
言葉が自律神経に与える影響
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やさしい言葉を自分に向ける行為は、単なる気休めではありません。
言葉は注意の向け先を変え、呼吸や筋緊張に影響を与えます。
穏やかなフレーズを思い出すとき、呼吸が深くなりやすく、副交感神経が優位になってリラックス状態が促されます。
これは自律神経のバランスを整える実践的なセルフケアです。
ポイントは言葉→注意の向け替え→呼吸の変化→自律神経の調整、という流れが期待できます。
施術と組み合わせると、身体の緊張がほぐれやすくなり、回復が促進されます。
具体的な「心を照らす言葉」とその使い方
以下は、フランクルとブッダの思想を踏まえた、実際に使える短いフレーズです。毎日の習慣として取り入れてください。
「今の私にはこれで十分だ」
完璧さを求める心を和らげる言葉です。小さな一歩を肯定します。
「この苦しみは私に何かを教えようとしている」
フランクルの意味探求の視点を取り入れた言葉です。苦しみを問いに変えます。
「私は私に優しくしていい」
ブッダの慈悲の実践。自己への許可を与える言葉です。
「一呼吸ごとに少しずつ楽になる」
呼吸に意識を向ける合図になります。自律神経を整える導入句として有効です。
使い方の例:朝起きたとき、寝る前、身体が緊張したときに1分間だけ深呼吸をしながら一つのフレーズを繰り返します。
声に出しても、心の中で唱えても構いません。
日常に取り入れる実践メニュー
整体のコラムとして、自宅でできる簡単なセルフケアを紹介します。
1. 1分間の呼吸と一語の言葉
鼻で4秒吸い、口で6秒吐く腹式呼吸を1分間行い、その間に「今は十分だ」と繰り返します。
2. 「今日の小さな一つ」日記
その日できた小さなことを一つだけ書く習慣をつけます。
達成感が蓄積され、自己評価が安定します。
※私も以前やってましたが何年も継続できてる人はすごいですね。
3. 身体に触れる慈悲のワーク
両手を胸に当てて「私はここにいる」と数回唱えます。
触覚と声が連動して安心感を高めます。
4. 短い歩行瞑想
室内で5分、ゆっくり歩きながら足裏の感覚に注意を向け、「一歩ごとに今がある」と言葉を添えます。身体感覚が心を落ち着けます。
終わりに 言葉を持つことは孤立を和らげる灯火になる
体調がすぐれず、なかなか家から出られない期間は孤独を深めやすいですが、
内側に灯る言葉は孤立を和らげる小さな灯火になります。
フランクルの「意味を見つける姿勢」とブッダの「慈悲と無常」の智慧、これらはあくまで参考です。
自分に向ける言葉を見つけて育ててみてください。
その言葉は、あなたの呼吸を整え、筋肉の緊張をゆるめ、自律神経のバランスを取り戻す手助けになります。
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