刈谷市の“睡眠問題” 世界を支えるものづくりの街の実情
刈谷市は、日本を代表する世界的企業を支える“ものづくりの街”として知られています。
しかし、その街の根幹を担う働く世代が、深刻な睡眠不足に陥っていることは、なんとなく感じている方かと思います。
これは個人の健康問題にとどまらず、企業の生産性、地域の安全、そして日本の競争力にまで影響する、まさに“世界規模の損失”とも言える課題です。
刈谷市で進む「働く世代の睡眠不足」
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市民アンケートによると、40〜64歳の約4人に1人が睡眠時間6時間未満。
さらに「睡眠で十分に休養がとれている」と感じている人は1割にも届きません。
昼夜二交代制勤務や不規則な働き方が多い地域特性もあり、睡眠の量・質ともに不足している現実が浮き彫りになっています。
睡眠不足は単なる“疲れ”ではありません。
日中の眠気、集中力の低下、心身の不調、作業効率の悪化、そして事故リスクの増大、
これは個人の問題ではなく、企業の安全管理や生産性、地域全体の活力に直結する重大な社会課題です。
※ 【参考】
• ② 第2次健康日本21かりや計画 最終評価報告書(令和6年3月)
睡眠不足は「死亡危険率」を高める
睡眠不足の影響は、実はもっと深刻です。
国立がん研究センターをはじめとする複数の研究機関の統計データでは、睡眠時間が短いほど死亡率が優位に高まることが示されています。
(※長すぎてもリスクは高まりますが、、)
日本人の約40%が睡眠6時間未満であることを考えると、これは刈谷市や安城市など西三河のみの問題ではなく国民的課題と言っても過言ではありません。
睡眠不足が死亡リスクを高める理由には以下があります。
免疫力の低下で感染症に弱くなる、
血圧・血糖値が悪化し、
心血管系に負担がかかる、
認知機能の低下、
自律神経の乱れによる体調不良、
つまり、睡眠は「健康の基盤」であり、削れば削るほど寿命に影響するのです。
現代人の睡眠が乱れる理由
本来、人間は「日の出とともに起き、日没とともに休む」生き物です。
夕日のオレンジの光を見ると、睡眠を誘発するホルモンのメラトニンが脳内で分泌されるようにできています。
しかし現代では、交代勤務、夜型生活、スマホ、ストレスなどが睡眠リズムを大きく乱しています。
また夜十分に眠れない人は 5人に1人、睡眠薬を服用している人は 20人に1人、
というデータもあり、睡眠問題はもはや珍しいものではありません。
さらに、レム睡眠(記憶の整理・嫌な記憶の削除を担う)が加齢とともに減少するため、
「悪い記憶が消えにくくなる」「気分が落ち込みやすくなる」などの影響も出てきます。
質の良いレム睡眠がとれないと、心と体を修復する「深睡眠」の恩恵を受けられません。
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最近増えているミドルエイジクライシス(中年の危機)や老年期うつも、睡眠の質と無関係ではありません。
私と同世代の、45歳以降の方々などは特に疲れやすかったり、理由もなく虚しくなったり、不安に感じたりって感じることないでしょうか?
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刈谷市の取り組みと、残された課題
刈谷市は健康経営を推進するため、出張講座や健康づくり事業所の認定制度を進めているようす。
しかし、現状では多くの事業所が従業員の睡眠実態を把握できておらず、課題が共有されていないとのこと。
睡眠不足が“見えないまま”では、労務改善も健康施策も効果を発揮するのは難しいという課題があります。
(うーん、これってでも本人も自分の会社では言いたくないのもわかるし、企業の管理職の方が把握するのは相当難しいですよね)
そこで市は、
「睡眠で休養がとれている」と感じる働く世代を60.6% → 70%へ(令和16年までに)
という目標を掲げています。
これは単なる数字ではなく、
「働く人が心身ともに健康でいられる街」をつくるための指標です。
かなり具体的な目標ですね!
最後に──“自分だけの問題ではない”と知ることが第一歩
睡眠は、働く世代のパフォーマンスを支える最も基本的なエネルギー源です。
睡眠問題に本格的に取り組むことは、企業の生産性向上のみならず、地域の安全性の向上にもつながります。
正しくこれこそ”投資”と言えます。
「睡眠を軽視しない社会」をつくることこそ、刈谷市の掲げているスマートシティの本質と言えますね。
睡眠の悩みは、決して“自分だけの問題”ではありません。
多くの人が同じ課題を抱えています。
だからこそ、正しい知識を持ち、少しずつ生活を整えることが大切です。
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