アプレジャーが大切にしている“自己治癒力”とは何か?
アプレジャーの哲学に触れたときの衝撃
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私が日本のアプレジャー系団体で頭蓋仙骨療法(CST)を学んだとき、印象的だったのは「治す」という言葉がほとんど使われないことでした。
代わりに繰り返し語られるのは、
「人は本来、回復する力を持っている」
という考え方です。(※ちなみにこの記事はアプレジャーの公式声明ではなく、哲学に触れた私の個人的感想だと思って読んでください)
アプレジャーの創始者である Dr. John E. Upledger は、頭蓋仙骨系の研究を通して、
人の身体には環境の変化に適応し、バランスを取り戻すための仕組みが備わっているという結論に至りました。
そして、頭蓋仙骨療法はその仕組みを“外側から助ける”ためのアプローチとして発展していきました。
この哲学は、私自身が施術を続ける中で強く共感する部分でもあります。
「治す」のではなく「働きやすい環境を整える」
しかも、穏やかなタッチで。
アプレジャーの考え方では、施術者がクライアントを“治す”わけではありません。
身体の中にある自然な適応力や回復力が働きやすいように、環境を整えるのが施術者の役割です。
これは、ひだまりケアの施術方針とも深くつながっています。
強い刺激で無理に変えようとするのではなく、
身体が「もう大丈夫」「後は自分で変えていける」「これからも大丈夫」と感じられる状態をつくる。
その結果として、呼吸が深くなったり、緊張がほどけたり、感情が動き出したりする。
人によっては生き方が変わったりすると思います。
実際に施術の後に、以前から気になっていた新しい仕事にチャレンジしてみようと行動した人がいます。
アプレジャーの哲学を学んだことで、私はこの“促進(facilitation)”という考え方の大切さを改めて理解しました。
自分の健康や、体の中で起こっていること、心の中で起こっていること、
それらを飛び越えた「生き方」「ライフスタイル」など全てを含む促進なのだと考えています。
軽いタッチが深い変化を生む理由
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アプレジャーの頭蓋仙骨療法が世界中で支持されている理由のひとつが、軽いタッチです。
強い刺激は身体に「守らなきゃ」という防御反応を起こしやすく、深層の緊張には届きにくいことがあります。
一方、頭蓋仙骨療法のような軽いタッチは、身体が防御反応が起こりにくく、それはまさに防御を手放すということにつながります。
「自分のペースでゆるんでいいんだ」
「もう力まなくていいんだ」
と感じられる状態をつくります。
実際、施術中にふっと呼吸が深くなる瞬間や、涙が自然にこぼれる瞬間に立ち会うことがあります。
それは、施術者が何かを“治した”のではなく、
その人自身の内側で回復のスイッチが入った瞬間なのだと考えられます。
自己治癒力が働くとき、身体の変化は静かに起こる
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アプレジャーの哲学では、人の身体は本来とても賢く、
必要なときに必要な変化を起こす力を持っていると考えます。
私の施術でも
• 頭の緊張がゆるむと、表情が柔らかくなる
• 横隔膜が動き出すと、不安が落ち着く
• 胸郭の固さが抜けると、呼吸が自然に深くなる
その結果、
「5歳の時のあの出来事が思い浮かんできました。」
などと言葉にされる方がいます。
多くの場合、それがその人の現在の不調と結びついた出来事であり、少しだけ向き合うべき問題なのかもしれません。
そこから人生が変化していくからです。
こうした変化を何度も見てきました。
これらは施術者が“操作”した結果ではなく、
身体が自らバランスを取り戻した結果です。
そして、ここでとても大切なことがあります。
施術でトラウマを治すことはできません。
施術を通して実際にトラウマを解消するのは、施術を受けた本人自身です。
この考え方は、アプレジャーの哲学とも完全に一致しています。
ひだまりケアが大切にしていること
ひだまりケアでは、アプレジャーの哲学を土台にしながら、
「その人の自然な回復力が働きやすい環境」をつくることを大切にしています。
• 強い刺激で無理に変えようとしない
• 身体が安心できるリズムで触れる
• 変化のペースはその人自身に委ねる
• 心と身体のつながりを尊重する
こうした姿勢は、アプレジャーの頭蓋仙骨療法が大切にしてきたものと同じです。
人は本来、回復する力を持っています。
施術者ができるのは、その力が自然に働き出すための“きっかけ”をそっと添えることだけ。
その考え方こそが、私がアプレジャーの学びから受け取った大きな価値です。
施術動画
【↓30秒で施術の様子を紹介しています。クリックでYoutubeに移行します】
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