泣きたいけど泣けない… 涙を引き出すための効果的な方法とその健康メリット

泣きたいけど泣けないのはなぜ?

涙を流したいけど、なかなか出ない、感情を発散するのが難しい。

 

泣くなんて恥ずかしいし無理。

 

男性でも女性でもそのように感じている人は案外多いのではないでしょうか?

 

泣くこと、涙を流すこと、涙数が体に良いと分かっていても、

 

いざ実行するとなるとなかなか…。

 

そんな人のために、この記事では泣きたいけど、涙が出ない原因、またそれらの対策を、

 

おおすめの芸術やツボ押しツボやマッサージ、チャクラやヨガポーズの観点から説明していきます。

 

【前回記事:泣くことの健康効果】

泣くことが心と体に与える驚きの効果:自律神経を整える涙の力

 

涙が出ない原因と背景

 

まず、泣きたくても涙が出ない背景には、いくつかの原因が挙げられます。

 

①感情を抑え込む習慣

「泣くことは恥ずかしい」

「感情を見せるのは弱さの象徴」

といった社会的な価値観や育った環境により、感情を抑え込むことが習慣化している人もいます。

その結果、感情をうまく表出できず、涙を流すのが難しくなる場合があります。

 

②ストレスの影響による脳機能の低下

過剰なストレスや疲労は、脳の中でに前頭前野に負担をかけることが知られています。

前頭前野は共感能力や情動の調節に重要な役割を果たしており、

 

ここが機能低下すると以下のような状態が発生します。

・情動の麻痺
悲しみや喜びを感じ取る力が弱まり、自然な涙を流すことができなくなる。

・共感能力の低下
他人への共感が減少し、感動を受け取る能力が鈍化する。

 

例えば過剰なストレスを抱えてうつ状態ある人は前頭前野の機能低下により、脳はストレスの過剰状態を乗り越えることが困難になります。

そうなると心が緊張状態からリラックスへ移行する「スイッチング」プロセスも妨げられます。

この状態は涙を流すだけの感情エネルギーが不足していることに関連している場合があります。

逆に言うと、うつの人で泣きたいときに泣くことができれば、それはもう回復のプロセスが始まっているとも言えます。

 

③身体的な要因

ドライアイや涙腺の働きの低下といった身体的な要因も、涙が出にくくなる原因の一つです。

これらは主に目の潤いを保つ仕組みの不調に関連しています。

 

涙を引き出すための効果的なアプローチ

涙を流すことで感情を解放し、心身をリフレッシュさせるためには、いくつかの対策を試してみるのがおすすめです。

 

①芸術に触れる

感情を揺さぶるアート作品に触れることで、

感情を引き出しやすくなります。

例えば:

・感動的な映画やドラマ(例:「タイタニック」「火垂るの墓」など)を観る。
 ※映画詳しくないので、ありきたりですみません。

・泣ける小説や詩を読む

・感情を掻き立てる音楽を聴く(バラードやクラシック音楽など)

自分の感情と向き合う時間を作ることで、涙を流すための環境が整います。

 

②ツボ押しとマッサージ

涙腺や自律神経を刺激するツボを押すことで、感情が解放される効果が期待できます。以下のツボを試してみましょう

 

・承泣(しょうきゅう):

目の下に位置するツボ。心を落ち着け、涙腺を刺激する効果があります。

・晴明(せいめい):

目頭付近のツボで、目の疲労を取り、感情を和らげます。

・四白(しはく):
頬骨の上に位置するツボで、リラックス効果があります。

 

指の腹で軽く押しながら円を描くようにマッサージすることで、目や心がほぐれる感覚を得られるでしょう。

 

③ヨガポーズでリラックス

ヨガには心身をほぐし、涙を流しやすくするポーズがあります。

特に喉のチャクラを解放して、感情の表出を可能にさせるポーズはお勧めです。

 

特に効果的なポーズは以下です:

・魚のポーズ(マツヤーサナ): 喉を広げ、自律神経を整える効果があります。

・キャット&カウポーズ(マールジャリャーサナ): 背骨をほぐし、深い呼吸を促すことで感情をリリースしやすくします。

 

毎日の生活にヨガを取り入れることで、感情を穏やかに整えることができます。

 

④頭蓋仙骨療法を受ける

頭蓋仙骨療法には感情を解放させる効果があります。

 

頭蓋仙骨療法に関する説明は他の記事でたくさんしているので、あえて深くは触れませんが、

 

施術中に深いリラクゼーションに入ることにより潜在的な感情が表面化することがあります。

 

また特に舌骨のリリースは感情の表出に深く関連するプロセスです。

 

普段抱え込んでいる感情が自然に発散される事は、心のリフレッシュにもつながるります。

 

結論

 

泣くことや涙を流す行為には、多くの健康的なメリットがあり、感情やストレスの解放に繋がる重要な手段です。

 

涙が出ない原因を理解し、適切な方法でアプローチすることで、心と体をスッキリさせることができます。

 

このような取り組みを続けることで、感情表現のハードルが下がり、心身のバランスが改善されるでしょう。

 

もし涙が流せない状況に悩んでいる方がこの記事を読んだら、少しでも実行しやすい方法を見つけられることを願っています。

 

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