静かに流れる力 リンパが支える健康のしくみ

「リンパの流れが、、」と言ったり聞いたりしたことがあると思いますが、

実は、

「リンパって何の働きするのですか?」

と聞かれてもしっかりと説明するのって難しいですよね?

 

私も施術中によく聞かれることがありますが、

これまともに説明すると、施術を中断して、60分以上しゃべらなきゃいけないので、

「免疫と排出です」と、かなりザックリ説明しています。

 

実際には、非常にリンパとはどんな施術にとっても大切な部分であり、ターゲットになっている筋膜や骨格を調整する前にしっかりリンパの流れを整えておくことが理想です。

 

現実的に時間を考えると、そこまで丁寧にはやれないのですが、やはり必要によっては施術の焦点をリンパに変更して行うこともあります。

 

そこで、この記事では、

 

リンパとは?

リンパがなぜそんなに大事なのか?

 

について詳しく解説していきます。

 

 「リンパとは?」──体の中の“静かな守り人”

リンパとは、血液とは別に体の中を流れているもうひとつの流れです。

 

リンパ液・リンパ管・リンパ節などからなる「リンパ系」は、体の免疫・老廃物の回収・栄養の運搬など、健康維持に欠かせない働きをしています。

 

例えるなら…「体の下水道+警備隊」

• リンパ液は、体の隅々から出るゴミ(老廃物)や異物(細菌・ウイルス)を集めて運ぶ“下水道の水”のようなもの。

• リンパ管は、その水を流す“パイプ”

• リンパ節は、途中にある“浄水場”や“検問所”で、異物をチェック・処理する場所です。

 

たとえば、風邪をひいたときに首のリンパ節が腫れるのは、体の警備隊(免疫細胞)が異物と戦っている証拠です。

 

リンパの流れはどうなっている?

リンパ液は、毛細血管から染み出した水分(組織液)を回収し、

 

リンパ管を通って、最終的には鎖骨の下にある静脈に合流して血液に戻ります。

 

リンパの出口は鎖骨の下あたりと覚えてください。

 

この流れは、心臓のようなポンプではなく、筋肉の動きや呼吸によってゆっくりと進みます。

 

だからこそ、運動不足や長時間同じ姿勢でいると、リンパの流れが滞りやすくなります。

 

体力がなくなると、リンパの流れも悪くなるという感じですね。

 

 リンパの主な働きとは?

リンパには、私たちの体を守り、整えるための大切な働きが3つあります。

① 老廃物の回収

私たちの体の細胞は、日々活動する中でゴミのような老廃物を出します。

 

 

※体のゴミ・老廃物とは、、
主に二酸化炭素や尿素アンモニアのことを指します。これらが長時間体に滞留すると、浮腫や肩こり痛みの原因になります。

 

リンパはそのゴミを集めて、体の外へ排出するための経路に乗せて運びます。

イメージとしては、体の中を走るゴミ収集車のような役割です。

細胞の間にたまった不要なものを回収し、きれいな環境を保ってくれています。

 

② 免疫の防御

リンパは、体に侵入してきた細菌やウイルスなどの異物を見つけて、処理する働きも持っています。

 

リンパ節という場所では、免疫細胞が異物をチェックし、必要に応じて攻撃して排除します。

 

これはまるで、体の中にある検問所や警備隊のようなものです。

 

外敵が入ってこないように見張り、戦ってくれる頼もしい存在です。

 

NK細胞(ナチュラルキラー細胞)とか聞いたことありますよね。ちょうどそんなアニメも流行ってます。

 

③ 脂肪の運搬

食事で摂った脂肪は、腸で吸収されたあと、血液ではなくリンパの流れに乗って全身に運ばれます。

 

この働きは、宅配便のような輸送係に例えることができます。

 

必要な栄養を、必要な場所へ届けるために、リンパが静かに働いているのです。

 

リンパの流れを良くするには?

• 軽い運動やストレッチ:筋肉が動くことでリンパが押し出される

• 深呼吸:横隔膜の動きがリンパのポンプになる

• マッサージや温浴:リンパ管が広がり、流れが促進される

 

特に、ふくらはぎや首まわりはリンパの通り道が多く、「第二の心臓」とも呼ばれるふくらはぎを動かすことが効果的です。

 

オステオパシー的アプローチや頭蓋仙骨療法では首元や鎖骨周りを調整するアプローチが多いです。

 

これはその部分で、リンパや脳脊髄液の滞りが生じやすいからです。

 

詰まりやすい部分は徹底的に解放していく必要があるのです!

 

頭蓋仙骨療法はリンパにどう働きかける?

頭蓋仙骨療法は、頭蓋骨から仙骨までの微細なリズムを整えることで、自律神経や体液の循環に働きかける手技療法です。

 

リンパ系に対しては、副交感神経を優位に導くことで、リンパ管の収縮を緩め、流れを促進すると考えられています。

 

また、横隔膜や胸郭の動きが整うことで、胸管や乳び槽などリンパの“出口”の通りが良くなり、全身のリンパ循環がスムーズになるとされています。

 

リラックスと排出の両面に作用するのが特徴です。

まとめ

このように、リンパは「掃除」「警備」「配達」という3つの役割を持ち、私たちの体の中で休むことなく働いています。

 

目に見えない目立たない存在だけど、

 

ゴミを集め、敵を見張り、栄養を運ぶ、

 

そんな多機能な流れが、私たちの健康を支えています。

 

 

以上になりますが、今後も施術中に、

「リンパって何の働きするの?」

と聞かれたら

「排出と免疫です」

とあえて端的に答えると思います。

 

 

 

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